(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 24Tカリ, 23Tカリ | 【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。 | ⇔ | ・持続発展型の社会を目指したISO14001の「環境マネジメントシステム」を理解し、説明できるようになる. |
|
(2)授業の概要 | 大量生産・大量消費の時代から,"持続可能な開発"を考慮した物作り・サービスの提供の時代へと変遷しつつある.この持続可能性の三本柱一つである環境を保護し,変化する環境状態に対応するための活動を具現化するグローバルスタンダードとしてISO14001の環境マネジメントシステムがあり,世界各国において認証取得が加速している.この授業では,ISO14001について歴史的背景を含めて包括的に学ぶ. 信州大学工学部は,平成13年5月,国公立大学の学部大学院としては初めてISO14001の認証を取得し,エコキャンパスを構築維持発展させるよう自主運用している. この授業科目は,環境マネジメントシステムの目的目標プログラムの一つとして平成13年度に新規に開講したISO14001の環境マネジメントシステムに関する専門科目である.授業内容のレベルは高く,ISO14001の「内部監査員」コースに準じており,他大学には見られない特徴ある環境専門科目である. 担当教員は,環境マネジメントシステム認証機関の講師であり,単なる座学だけでなく,認証取得組織の実例に基づいた解析も行われる.講義は集中講義の形で実施される. 以上の内容は、谷口講師が企業での実務経験を活かして講義を行います。
|
(3)授業計画 | 以下の順に行う。 1.環境マネジメントの背景 2.ISO14001規格解説 3.環境側面の概要 4.環境関連法の概要 5.リスク及び機会の対応 6.内部監査の概要 7.環境マネジメントシステム総論,試験
詳細な日程は決まり次第,eALPSおよび掲示等で連絡します.
|
(4)成績評価の方法 | 1.出席と試験結果をもとに成績を評価します.レポート提出および小テストを実施することもありますが、その場合はそれらの結果も成績評価の対象とします. 2.成績判定 秀:90-100点,優:80~89点,良:70~79点,可:60~69点,不可:60点未満 とします。
出席は1日の午前と午後にとり,3日間で計6回とります.3回以上欠席すると試験は受けられません.欠席すると試験の結果から減点します.2回欠席すると,秀を取ることはできません.
|
(5)成績評価の基準 | ・ISO14001の環境マネジメントシステムの理解度を試験で判定します. ・試験結果(レポート提出および小テストを実施した場合,それらの結果も含みます)より,環境マネジメントシステムの理解度が60%以上であれば『合格水準にある』,70%以上-80%未満であれば『やや上にある』,80%以上-90%未満であれば『かなり上にある』,90%以上-100%であれば『卓越している』と判断します。 ・欠席すると減点します. |
(6)事前事後学習の内容 | 事前に教科書を販売しますので、受講前に購入して読んでおいてください. また、1日目,2日目の講義終了後には、講義の復習をしてください.
|
(7)履修上の注意 | 受講生が多い場合、受講制限します。 「教職総合演習」の単位を取得した受講生は,この授業を履修することはできません。また,この授業の単位を取得した受講生は、「教職総合演習」を履修することはできません.
|
(8)質問,相談への対応 | 講義終了後,質問等受け付けます. |
(9)その他 | 本年度は、9月24~26日に対面式で実施します. |
【教科書】 | 使用するテキストは,以下の2冊です.生協購買部で購入してください.
環境マネジメントシステム①(JACO) 「1.環境マネジメントの背景」「2.ISO14001規格解説」「3.環境側面」 環境マネジメントシステム②(JACO) 「4.環境関連法の概要」「5.リスク及び機会の対応」「6.環境内部監査」 「7.環境マネジメントシステム総論」 |
【参考書】 | 指定しません. |
【添付ファイル】 |
なし |