(1)授業の達成目標 | 【授業で得られる「学位授与の方針」要素】 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 24Tカリ, 23Tカリ | 【22T~】共通教育による幅広い教養と,工学の専門分野における基礎学力が身についている。 | ⇔ | 科学的手法で、人間、社会、地球、そして人間と社会と地球の関連を考え、より良い世界を創るための問題提起ができるようになり、問題解決のために、科学的・宇宙思考を用いることができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | 上述の目標を達成するため、宇宙の誕生から、宇宙の中の地球の私たちの存在に至るまでの宇宙の進化、そして現在から予測される宇宙の未来を学びます。宇宙や人の本質に迫るため、物理の基本も、数学は使わず概念的に学びます。さらに科学的手法を理解しなければいけません。批判的精神を身につけなければいけません。本講義では、指定のテキストを使用し、宇宙、天文物理の基本と宇宙思考を学んでいきます。そして、講義後半はグループワークを行い、宇宙思考で問題提起し、解決法を模索します。 |
(3)授業計画 | 1. 4/15 第1章第1・2節 私たちの場所と時間+ガイダンス <宇宙の中のあなたの存在、価値> 2. 4/22 第1章第3・4節 私たちの動きと成分 <視点とは何か?全てが宇宙、私たちも宇宙> 3. 5/2 第2章第1・2節 光って何?量子って何? <視点は限られており、現実の1側面しか見えない> 4. 5/13 第2章第5・6節 太陽とエネルギー <当たり前を疑う> 5. 5/20 第2章第3・4節 原子と原子の輝き <隠れたエネルギー、輝くための環境と条件> 6. 5/27 第3章 第1・2・3節 時空とブロック宇宙 <宇宙の過去と今と未来、脳の過去と今と未来> 7. 6/3 第3章第4節 エントロピーと時間の矢 <選択できない過去、記憶できない未来> 8. 6/10 第3章 第5節 重力 & 第4章第1・2節 ブラックホールって何? <視点を増やしてモノゴトの本質に近づく> 9. 6/17 第4章第3・4・5節 ブラックホールとホログラム宇宙 <科学とは? 批判的思考> 10. 6/24 第5章第1・2・4節 加速膨張する宇宙とその終焉 <あなたのダークエネルギー> 11. 7/1 第5章第3節 地球外知的生命体はいるか?(地球脱出計画) <未来のグレートフィルター、核兵器、環境破壊、直民地化> 12. 7/8 第6章第1節 ビッグバンと無限の宇宙(ドッペルゲンガー) <無数のあなたの中のあなたが選ぶあなた> 13. 7/17 第6章第4節 シュレディンガーの猫とパラレルワールド <可能性の重ね合わせと無限の始まり> 14. 7/22 第7章第1・2節 未来へ、過去へタイムトラベル <相対的でも平等な1秒1秒、過去のストーリーを変えて未来を創る> 15. 7/29 第?第?節 あなたが選ぶ宇宙トピック 16. 8/5 期末テスト(課題)提出期限
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(4)成績評価の方法 | ・グループ課題提出:毎週、5名のグループで議論し、その結果をその中の1名が文章にまとめて提出します。1個人は必ず、15週に2回は小論文を提出してください。(個人点50%: グループ点50%) ・期末テスト(30%)
※期限厳守(期限外提出は事前に連絡があった場合のみ評点の対象とする) ※グループワークが苦手だという学生は、個人で毎回提出する、という、選択も可能です。 連絡をください。
※授業は全ての回に出席することを基本とし、この授業の達成目標に到達するためには12回以上の出席が必要です。「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、学部の手続き方法に準じます。
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(5)成績評価の基準 | 授業で学習した科学的手法と宇宙思考に基づき、問題提起できる、解決法を展開できる、さらに、提起した問題と解決法を、論理的な(読み手に誤解なく伝わる、読み手を納得させる)文章でまとめることができる、という点において、60%以上できていれば「水準にあ(可)」、70%以上できていれば「やや上にある(良)」、80%以上できていれば「かなり上にある(優)」、90%以上できていれば「卓越している(秀)」とみなす。 |
(6)事前事後学習の内容 | 講義時間内はグループ議論の上、グループで課題提出になるので、そのための準備として、必ず予習(宿題)をするべきです。予習とは、講義だけでは宇宙や物理を理解することは困難な故、科されたテキストの節を読んでくることです。予習がなければ、グループワークが困難になり、個人のみならず、グループの評価に響きます。
5名のグループで毎週課題提出になりますが、15週のうち2回は、課題を代表として文章にまとめる事後学習が課せられます。 |
(7)履修上の注意 | 毎週の講義、グループ議論に積極的に参加すること。テキストを読み込むこと。常日頃から、社会、世界、地球の諸事情に目を向け、考えること。さらに、自分の内を深くかえりみる(内省する)習慣を身につけること。 ※本講義は2単位ですので、60 時間以上の時間外学習、週平均4時間の時間外学習が必要となります。
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(8)質問,相談への対応 | メールで連絡ください。予約を入れます。メールアドレスはガイダンスでお知らせします。 |
(9)その他 | |
【教科書】 | 「宇宙思考」 天文物理学者BossB かんき社 1980円 www.amazon.co.jp/dp/476127655X |
【参考書】 | |
【添付ファイル】 |
なし |