授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素
・グローバル社会において、多様な文化を理解し、自らの文化を発信できる外国語能力
【授業の達成目標】
・外国語を精確に読解する能力を身につけ、異文化をより深く考察できるようになる。
【授業のねらい】 ドイツ語で書かれた古典文学作品を精読することで、より高度なドイツ語力の獲得をめざす。また、その作品がどのように解釈され得るか議論・検討し、文学研究の基本的な方法論を身につける。
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授業の概要 | ドイツ文学史における古典であるヘッセの『デミアン』を、ドイツ語で精読しながら、これまでこの作品がどのように解釈されてきたか検討し、文学研究の方法論を体得する。 |
授業計画 | 第1回: 導入、文学史におけるヘッセの位置 第2回: 『デミアン』第一章(1) 第3回: 『デミアン』第一章(2) 第4回: 『デミアン』第一章(3) 第5回: 『デミアン』第一章(4) 第6回: 『デミアン』第一章(5) 第7回: 発表、ディスカッション(1) 第8回: 『デミアン』第二章(1) 第9回: 『デミアン』第二章(2) 第10回: 『デミアン』第二章(3) 第11回: 発表、ディスカッション(2) 第12回: 『デミアン』第二章(4) 第13回: 『デミアン』第二章(5) 第14回: 発表、ディスカッション(3) 第15回: まとめ、総復習、授業アンケート 期末試験は行わず、期末レポートを課す。
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成績評価の方法 | 担当箇所の訳読及び議論への参加度(発言回数及び内容)50%、期末レポート50%の比率で総合的に評価する。 |
成績評価の基準 | 担当箇所の訳読及び議論への参加度に関しては、扱われるドイツ語テクストの7割程度理解でき、かつ議論において自らの意見を論理的に表現できればその水準にあるとする。テクストがほぼ完全に理解でき、かつ議論において、多様な視点からテクストを検討した上で自らの意見を論理的に表現できれば卓越しているとする。 期末レポートでは、授業で扱われた内容から自分なりの視点で仮説を立て、説得的な論述によって証明されていれば卓越しているとし、その際、形式や表現に瑕疵があれば、やや上にあるとする。自分なりの視点で立てられた仮説が証明されていれば、やや上にあるとする。授業で扱われた内容を踏まえて自分なりの視点が立てられていれば、水準にあるとする。 |
事前事後学習の内容 | しっかりと予習すること。わからない箇所があった場合、どのような読解を試みて理解できなかったのか、説明できるようにしておくこと。 授業で扱われたテクストは、授業後に必ずもう一度読むこと。 |
履修上の注意 | ドイツ語文法の知識があることを前提とする。 目安としては参考書の『ドイツ文法総まとめ』で扱われる文法事項が概ね理解出来る程度。 |
質問、相談への対応 | オフィスアワー(水曜日12時10分から12時50分)に受け付ける。適宜その他の時間にも受け付ける。 |
【教科書】 | 使用しない。 |
【参考書】 | 中嶋悠爾他『必携 ドイツ文法総まとめ』(白水社)2003年 阿部賀隆『独文解釈の研究』(郁文堂)1961年 Maria-Felicitas Herforth: Demian. Koenigs Erlaeuterungen. Textanalyse und Interpretation mit ausfuehrlicher Inhaltsangabe und Abituraufgaben mit Loesungen.Bange Verkag, 2011.
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【添付ファイル】 |
なし |