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開講年度 2025年度 登録コード J5480200
授業名 社会政策論A
Social Policy A
担当教員 井上 信宏 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 木1 講義室 経法第1講義室 単位数 2
対象学生 (23カリ対象科目)経:2年/法:2年 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考
信大コンピテンシー [説明] 非該当
授業で学べる「テーマ」 キャリア
全学横断特別教育プログラム ローカル・イノベーター養成コース、ストラテジー・デザイン人材養成コース、ライフクリエイター養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」【授業の達成目標】
経法23カリ・応用経済
専門知識を応用・実践する力として,計量的分析手法によるデータ解析を用いたリスクの定量的評価,実験経済学による社会制度の機能の検証,医療や福祉の現場における社会調査の手法を実践した地域の問題発掘,法の経済分析を通じた法制度の効果・影響の検証,などのスキルを習得し,経済の実情に即した政策提言,あるいは企業行動の決定を行うことができる能力を身につける。 専門知識を応用・実践する力として、社会政策が対象とする労働問題を分節し、当該問題の発生メカニズムを論理的に明らかにした上で、問題解決策を具体的に考え、それを提言することができる能力を身につける。  
【2020年度以降カリキュラム対象】専門領域での基礎知識として,経済学に基づく論理的思考法及び統計的分析手法を身につける。そして,経済理論の応用分野として,金融,公共政策,法や制度の経済分析をテーマとする3 つの専門コースで,専門知識を具体的な問題解決に実践する力を身につける。 専門領域での基礎知識として、社会政策が対象とする労働問題を分節し、当該問題の発生メカニズムを論理的に明らかにし、問題解決策を具体的に考えるための能力を身につける。  
経法23カリ・総合法律
環境問題や,企業や行政の組織内において,日々生起する諸問題について,理工学分野や経済学分野の思考方法にも一定の理解を持ち,総合的に解決していくことのできる能力を身につける。 経済学分野の思考方法として、社会政策が対象とする労働問題を分節し、当該問題の発生メカニズムを論理的に明らかにし、問題解決策を具体的に考えるための能力を身につける。  
(2)授業の概要【概要】
 社会政策とは、個人の力だけでは解決ができない社会問題を解決するための公共政策であり、社会保障、労働政策・雇用政策、社会福祉、労使関係をはじめ、健康や教育、ジェンダーや生活といった課題群(カテゴリー)から構成されている。
 この社会政策論Aでは、多岐にわたる社会政策を次のふたつの視点で学ぶことになる。
 ①社会政策の実施主体のひとつは近代国家である。近代国家が「福祉国家」としてどのような理念のもとで個別の政策をデザインしてきたのかを学ぶ。
 ②社会政策のテーマのひとつである「労働問題」に焦点をあてる。雇用形態の多様化を軸に労働者が直面する社会問題(各論)を採り上げながら、労働問題の解決に向けた社会政策のあり方を学ぶ。
 
【授業でやること】
▼この授業は、インターネット上のサイト Consense で提供される資料(レジュメ)をもとに講義形式で進めていく。原則として紙ベースの資料は配付しないので、毎回必ずノートパソコンを持参して受講すること。
▼この授業では、通常授業の終了時に、Googleフォームを利用して,受講生の「リアクションコメント」を提出する。欠席回のリアクションコメントは採点対象外となる。
▼この授業では、学期中1回の「レポート」の提出が義務づけられている。
 
(3)授業計画第1回 社会政策を学ぶにあたって
第2回 社会問題と社会政策の系譜(1)
第3回 社会問題と社会政策の系譜(2)
第4回 社会保障の確立と福祉国家の進展(1)
第5回 社会保障の確立と福祉国家の進展(2)
第6回 日本の労働市場(1)
第7回 日本の労働市場(2)
第8回 中間試験
第9回 日本の労働政策(1)
第10回 日本の労働政策(2)
第11回 日本の労働政策(3)
第12回 日本型雇用システムと雇用労働の非正規化(1)
第13回 日本型雇用システムと雇用労働の非正規化(2)
第14回 日本における女性労働と女性政策
第15回 日本における若年労働市場、アンケート
第16回 期末試験
なお、学生の理解状況によっては、授業計画の一部を変更する場合があります。
 
▼レポート提出時期(変更がある場合は授業中に指示します)
・レポート:中間試験以降に締切を用意する。初回授業時に通知する。
 
(4)成績評価の方法・成績評価は、①レポートの提出(全1回、20%)、②中間試験の成績(30%)、③期末試験の成績(30%)、④リアクションコメントの提出(20%)で行なう。
・中間試験と期末試験は、双方を受験しないと単位認定の対象とみなさない。
(5)成績評価の基準・この授業で60点を取るためには、毎回の授業に参加し、課されるレポートやミニクイズ、教室での意見表明などを通じて、積極的に講義に参加することが必要となる。
・60点以上を取るということは、社会政策Aに関して、必要最低限の知識と考え方を身につけていることを示す。
・70点以上を取るということは、社会政策Aに関して、知識と考え方を体系的に身につけていることを示す。
・80点以上を取るということは、社会政策Aに関して体系的な知識と考え方を身につけていて、かつ、社会政策が対象とする社会問題を具体的に指摘することができることを示す。
・90点以上を取るということは、社会政策Aに関して体系的な知識と考え方を身につけていて、かつ、具体的な社会問題の解決方法を考えるために論理的に分析できる能力を身につけていることを示す。
 
(6)事前事後学習の内容・この授業では、Consense で提供される資料と授業中のメモを元に、各自で復習のためのノートを作成することが強く推奨される。Consense へのアクセス権は学期中のみなので、授業の記録は学生の責任で行うことになる。
・レポートのテーマは授業中に指示する。計画的に資料等を読み込み、レポート作成にのぞむこと。
 
・この授業は、授業時間を含めて全90時間以上の学習時間を確保することが必要となる授業である。
 
(7)履修上の注意・授業ではインターネットに接続して Consense で提供されるレジュメ等を閲覧しながら解説をする。そのため、毎回の授業ではノートパソコンかタブレットの持参が必須である(携帯電話での閲覧は推奨しない)。
・受講においては Consense への加入(無料)が必須となる。初回授業時に説明するので、パソコンを忘れずに持参すること。
・20分以上の遅刻者には教室への入室を遠慮してもらうことがある。
・毎回出席し、出席チェックを忘れず実施すること。出席は単位修得の必要条件のひとつである。欠席が多い学生は成績評価の減点対象となる。
・講義室の後5列については、学生の着席を認めない。受講生はそれより前の席に着席すること。
 
(8)質問,相談への対応・講義終了後に、教室で受け付ける。
・講義時間以外の質問は、メール(inoue[@]shinshu-u.ac.jp)で受け付ける。
【教科書】指定しない。
 
【参考書】授業中に伝える。
【添付ファイル】 なし



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