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開講年度 2024年度 登録コード R4004120
授業名 日本語作文Ⅱ【EA】
Japanese Writing Ⅱ
担当教員 佐藤 友則 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 金1 講義室   単位数 1
対象学生 外国人留学生 授業形態 e-Learning 遠隔授業科目 該当 備考  
信大コンピテンシー [説明] 該当
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力留学生が日本語の論文を執筆する際に必要な語彙、表現、文構成などを学習し、自力で大学レベルの論文が書けるようになる。
的確に情報を収集し,理解し,発信する力日本で起きている諸事象に関心を持ち、それを元に日本人と話ができるようになる。
持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力自国と日本との関係を常に意識し、両国の発展のために何をすればいいかが把握できるようになる。
(2)授業の概要 授業のねらいを達成するために、論文執筆に必要となる表現を基礎レベルから応用レベルまで学習します。授業はオンライン(信大のeLearningシステムを活用)で行われるので、オンライン上で作文の練習をし課題を提出します。教師は、その後に課題の確認・返却をします。
(3)授業のキーワード論文、文構成、語彙
(4)授業計画1.ガイダンス、レポート・論文のタイプを知る
2.(自作教材)論文で使われる表現①
3.(自作教材)論文で使われる表現②
4.(自作教材)論文で使われる表現③
5.(自作教材)論文で使われる表現④
6.(自作教材)論文で使われる表現⑤
7.(自作教材)論文で使われる表現⑥
8.序論 先行研究の提示
9.序論iii 研究目的と研究香道の概略~本論i 方法
10.本論i 方法~本論ii 結果の説明
11.本論ii 結果の説明
12.本論iii 検証型の考察~本論iv 論証型の考察
13.本論iv 論証型の考察
14.本論iv 論証型の考察~結論i 結論の提示と研究結果の評価
15.結論i 研究結果から結論を提示する
(5)成績評価の方法Ⅰ 最終論文の質: 50%

Ⅱ 課題の提出率と質: 40%

Ⅲ 授業での積極性: 10%
(6)成績評価の基準Ⅰ 最終論文の質

 最終的に提出される論文が以下1~5を満たしていれば 「卓越している」。

1.テーマ設定が適切である。
2.論理的な構成メモがあり、それに沿って書かれている。
3.授業で指導した論文の表現が正確に使用されている。
4.全体として説得力がある文章になっている。
5.自分の意見を提示できており、かつそれが教員を感心させるレベルにある。

 1から4を満たしていれば「かなり上にある」。1から3を満たしていれば「やや上にある」。1から3のうちどれか2項目があれば「その水準にある」。

Ⅱ 課題の提出率と質
「最終論文の質」のウェイトが大きいが、以下も最終評価に影響する。

 提出率が60%以下であれば「最終論文の質」評価を2レベル下げる。70%程度であれば「最終論文の質」評価を1レベル下げる。80%以上であれば、「最終論文の質」評価を変えない。
(7)事前事後学習の内容 論文の練習のために、授業中にeLearningシステムで複数の課題を書かせ、授業の終わりに提出させます。時おり、習得度を見る「小テスト」を実施します。また最終論文の執筆のために、授業後半にはテーマ他を提出させるので、しっかり学習内容を復習のうえ、課題に取り組んでください。
(8)履修上の注意  留学生の皆さんが日本語を真剣に勉強できるのは1年生の時だけです。1年生のうちから、日本語で大量のレポートを書き、高学年になれば日本語で卒業論文を書かなければなりません。今のうちに、学部に行ってから苦労しないハイレベルの論文作成能力を身につけてください。

 最終論文提出の際に剽窃(ひょうせつ/Copy & Paste)行為があった場合は「不可」とし、当該学部に連絡します。
(9)質問,相談への対応 授業後、すぐに受け付けます。また、共通教育第1講義棟・南校舎2階グローバル化推進センターの少し先にある「佐藤研究室」に来て相談できます。さらに、佐藤のメールアドレス

 stomo@shinshu-u.ac.jp

にメールを書いて相談することもできます。
(10)授業への出席 本授業は、「学修の補充の対象とする事由」で欠席し補充を受けた場合を含み、4回以上欠席した場合、単位が認定されません。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合、共通教育履修案内に掲載されている方法により、補充を受けるための申請をしてください。
【教科書】二通信子ほか『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』,東京大学出版会,2009年,2,500円(税別)

教師の自作教材(2週目に配布)
【参考書】浜田麻里ほか『大学生と留学生のための論文ワークブック』 くろしお出版 1997年 2500円+税
アカデミック・ジャパニーズ研究会『留学生の日本語④ 論文作成編』 初版 アルク 2001年 1600円+税
【添付ファイル】 なし



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