シラバス表示
        
開講年度 2025年度 登録コード R4003110
授業名 日本語作文Ⅰ
Japanese Writing Ⅰ
担当教員 佐藤 友則 副担当  
講義期間 前期 曜日・時限 金1 講義室 共通教育23講義室 単位数 1
対象学生 外国人留学生 授業形態 演習 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 該当
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力留学生が日本語の小論文やスピーチ原稿など様々な「アカデミックに書く能力」を習得することができる。
的確に情報を収集し,理解し,発信する力日本で起きている諸事象に関心を持ち、それを元に日本人と話ができるようになる。
持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力自国と日本との関係を常に意識し、両国の発展のために何をすればいいかが把握できるようになる。
(2)授業の概要1.論文の基礎的な勉強
2.スピーチ原稿の勉強とスピーチ実施

この2つを学びます。そのために、まず科目前半は論文特有の語彙・表現の練習をします。次に、科目中盤でスピーチ原稿について学び、執筆して、実際に7月のスピーチ・コンテストに応募します。また、全参加学生がクラス内コンテストでスピーチを行います。さらに後半は日本語論文の構成に焦点を当てて学習します。時々、クラスメートが書いた論文等を一緒に見ながら、どこがいいか間違っているか検討する活動も行います。
(3)授業のキーワード論文、スピーチ、文構成、発音
(4)授業計画1.ガイダンス、作文の概説と試し書き
2.論文の基礎/ 読点の練習
3.論文で使われる表現①
4.論文で使われる表現②
5.論文表現を使った練習
6.論文で使われる表現③
7.論文で使われる表現④
8.スピーチ原稿の学習①/ スピーチ・テーマの検討
9.スピーチ原稿の学習②/ スピーチ構成メモの作成
10.スピーチ原稿の検討/ 口頭表現の練習
11.論文の構成①
12.論文の構成②
13.クラス内スピーチコンテスト
14.論文の構成の練習
15.最終論文のテーマと構成メモの検討、論文の心構え
(5)成績評価の方法Ⅰ.スピーチ原稿の質: 45%

Ⅱ.小論文の質: 45%

Ⅲ 課題の提出率と質: 10%
(6)成績評価の基準『その水準にある』:「スピーチ原稿」が授業内容から大きくそれておらず、「小論文」が授業で指導した論文の構成および表現を使用したものであり、「課題の提出率」が60%以上である者。

『やや上にある』:「スピーチ原稿」が授業内容を正確に理解して書かれたものであり、「小論文」が授業で指導した論文の構成に沿っており、論文の表現を正確に使用してあるものであり、「課題の提出率」が70%以上である者。


『かなり上にある』:「スピーチ原稿」が授業内容を活用し、説得力があるものであり、「小論文」が『やや上』の条件を満たしてさらに説得力がある原稿であり、「課題の提出率」が90%以上である者。

『卓越している』:「スピーチ原稿」が授業内容を活用し、説得力があってかつ人の心を動かすものであり、「小論文」が『かなり上』の条件を満たして教員が学習できるレベルのものであり、「課題の提出率」が100%である者。
(7)事前事後学習の内容 スピーチ原稿および論文の練習のために、 eALPSで課題を提出させます。その課題を締切内に高いレベルでこなすことが求められます。また、文章を書くためには様々な情報を仕入れ、頭の中で整理しておくことが求められるので、インターネットなどを活用し、最新の情報を入手することに努めてください。
(8)履修上の注意 留学生の皆さんが日本語を真剣に勉強できるのは1年生の時だけです。1年生のうちから、日本語で大量のレポートを書き、2年生からは専門分野のレポートを書かなければなりません。今のうちに、学部に行ってから苦労しないしっかりした作文能力を身につけてください。

 スピーチ原稿または論文提出の際に剽窃(ひょうせつ/Copy & Paste)行為があった場合は「不可」とし、当該学部に連絡します。
(9)質問,相談への対応 授業後、すぐに受け付けます。また、全学教育センターの第1講義棟・南校舎2階グローバル化推進センターの少し先の「佐藤研究室」に来て相談できます。さらに、佐藤のメールアドレス

 stomo@shinshu-u.ac.jp

にメールを書いて相談することもできます。
(10)授業への出席 本授業は、「学修の補充の対象とする事由」で欠席し補充を受けた場合を含み、4回以上欠席した場合、単位が認定されません。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合、共通教育履修案内に掲載されている方法により、補充を受けるための申請をしてください。
【教科書】指定しない
(教師自作教材)
【参考書】浜田麻里ほか『大学生と留学生のための論文ワークブック』 くろしお出版 1997年
アカデミック・ジャパニーズ研究会『留学生の日本語② 作文編』 初版 アルク 2001年 1600円+税
佐々木瑞枝ほか『大学で学ぶためのアカデミック・ジャパニーズ』 初版 Japan Times 2001年 2500円+税
【添付ファイル】 なし



戻る