(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・環境マネジメントシステムやISO14001についての知識を習得し、信州大学での取り組みを含めて説明することができる。
・カーボンニュートラルや脱プラといった国際社会における環境問題の潮流を理解し、自身の考えを含めて説明することができる。
・信憑性の高い情報に基づき主張を組み立て、相手に伝えることができる。また、相手の意見に傾聴することができる。 |
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(2)授業の概要 | 環境マネジメントとは、環境負荷の少ない運営や経営を実現するために組織や事業所が指針や目標を定め、その達成に向けて行う取組みのことである。このゼミでは、まず環境マネジメントシステムおよびその国際規格であるISO14001について、信州大学での取組例を含めて基礎知識を習得する。次に、少人数グループに分かれ、カーボンニュートラルや脱プラスチックなど、最近話題となっているトピックについてディスカッションを行う。後半では、企業や組織の環境への取組みについて各自調査し発表する。 |
(3)授業のキーワード | 環境マネジメントシステム、ISO14001、環境マインド、地球環境問題、持続可能な開発目標(SDGs)、環境政策、グループワーク |
(4)授業計画 | 1. ガイダンス 2. 環境マネジメントとは 3. 信州大学の環境マネジメント
4, 5, 6. トピックディスカッション(カーボンニュートラル関連) 7, 8, 9. トピックディスカッション(プラスチック問題関連)
10. 個人発表 11, 12. 班発表準備 13, 14. 班発表【オンライン形式で実施予定】
15. まとめ、授業アンケート【オンデマンド形式で実施予定】
なお、授業の進行状況により内容は順序の入れ替えや変更をすることがある。
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(5)成績評価の方法 | 提出物(発表資料やワークシート50点、最終レポート30点)、授業への積極的な参加(発表の相互評価や授業内での発言など20点)の合計点で評価する。 発表資料やワークシートは、授業内容が理解できているか、熱心に情報を収集しているか、独自の考えを述べられているか、分かりやすく伝える努力をしているか、などの観点から評価する。 最終レポートは、テーマ設定が的確か、論理的に文章が構成・展開されているか、自分なりの視点をもって課題を考察しているか、独創的な考えが含まれているかという基準で評価する。
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(6)成績評価の基準 | 期末時にすべての合計点をもとに、授業の達成目標に対して5段階で判断を行う。 90点以上:秀(基準から卓越している) 80点以上:優(基準よりも、かなり上にある) 70点以上:良(基準よりも、やや上にある) 60点以上:可(基準を満たしている) 59点以下:不可(基準を満たさない) |
(7)事前事後学習の内容 | 環境マネジメントや信州大学の実施している環境への取り組みについて自学すること。また、講義後半で行うグループごとの発表や全体討論では、発表や討論に必要な調べ学習や発表準備が事前に必要となる。インターネットだけではなく本や新聞も駆使して課題に関する情報を収集し、グループで協力して発表準備を行うこと。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 本講義は全学横断教育プログラム「環境マインド実践人材養成コース」の認定科目(コア科目群)であるため、受講希望者が定員を上回った場合、環境コース受講希望者を優先することがある。 |
(9)質問,相談への対応 | 授業中や授業時間後に質問や相談に応じる。直接研究室を訪ねてもらっても構わないが、外出していることがあるので、事前にメールで連絡しておくことを勧める(メールアドレス:asanoiku@アットマーク以下は大学で付与されるメールアドレスと同じ)。 |
(10)授業への出席 | 原則対面での参加とします。授業開始までに座席のQRコードを読み取ってください。読み取りを忘れた学生は、必ずその日の授業終了直後に申し出てください。 欠席回数が6回以上になると、授業の達成目標に到達することができないため単位を認めることができません。 出席登録の不正が発覚した場合は、厳正に対処します。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 学修の補充の対象とする事由により授業に出席できない場合、授業開始までにメールで連絡してください。課題等で対応します。 |
【教科書】 | 指定しない。 |
【参考書】 | ・環境マインド推進センター教育部門編,「信州大学 環境マネジメント入門」,ISBN:9784939043666,プラルト,2021 ・吉田敬史,「やさしいISO14001 環境マネジメントシステム入門」, ISBN978-4-542-92028, 日本規格協会, 2015 ・吉田敬史、奥野麻衣子,「ISO14001:2015 新旧規格の対照と解説」, ISBN978-4-542-40266-9, 日本規格協会, 2015 ・環境省,「令和3年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」 ・「環境工学への誘い」刊行委員会編,「環境マインドで未来を拓け-いのちをまもる工学の60年」, ISBN978-4-8140-0177-4, 京都大学学術出版会, 2018 このほか、必要に応じて授業の中で紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |