(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・生物多様性の重要性や野生生物が現在直面している危機について具体例を示しながら説明することができる。
・本や新聞、学術論文などから情報を収集した情報を論理的に整理し、他者にわかりやすく伝えることができる。 |
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(2)授業の概要 | このゼミでは、まず生物多様性とは何か、なぜ大切なのかといった内容について講義を行う。その後、国内外で問題となっている生物多様性に関する課題についてディベートやグループワークなどを通して理解を深める。後半では、興味のあるテーマを設定し、対象となっている生物が現在どのような危機に直面しているのか,またどのような保全策がおこなわれているのかについて、本や新聞,学術論文などを活用して調査・発表する。 |
(3)授業のキーワード | 生物多様性、生態系サービス、生物間相互作用、外来生物、希少種、絶滅危惧種、グループワーク、ディベート |
(4)授業計画 | 1. ガイダンス 2. 生物多様性とはなんだろう 3. 学術論文を読んでみよう
4, 5, 6. テーマディスカッション① 7, 8, 9. テーマディスカッション②
10. 班に分かれて個人発表 11, 12. グループ発表準備 13. 発表① 【オンライン形式で実施予定】 14. 発表② 【オンライン形式で実施予定】
15. まとめ、授業アンケート 【オンデマンド形式で実施予定】
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(5)成績評価の方法 | 出物(発表資料やワークシート50点、最終レポート30点)、授業への積極的な参加(感想や発表の相互評価、授業内での発言など20点)の合計点で評価する。 発表資料や最終レポートは、テーマ設定が的確か、論理的に文章(発表)が構成・展開されているか、自分なりの視点をもって、課題を考察しているか、独創的な考えが含まれているかで評価する。 |
(6)成績評価の基準 | 各レポートは、(ⅰ)テーマ設定が的確か、(ⅱ)論理的に文章が構成・展開されているか、(ⅲ)自分なりの視点をもって、課題を考察しているか(ⅳ)独創的な考えが含まれているか、という観点から評価する。(ⅰ)から(ⅴ)の5項目を満たせば「卓越している」、4項目を満たせば「かなり上にある」、3項目であれば「やや上にある」、2項目であれば「水準にある」とする。 |
(7)事前事後学習の内容 | この授業では、学生が主体的にテーマを探し、調べ、発表してもらいます。日頃から身近な生物に目を向け、疑問に思ったことを調べる習慣をつけてください。グループ発表や全体討論については、発表に向けた調べ学習や発表資料の作成が事前に必要になります。インターネットだけでなく本や新聞、学術論文などを駆使して課題に関する情報を収集し、グループで協力して発表準備を行うこと。 ※この授業は,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 本授業は、出席して議論や発表に参加するのが大前提となる。また、授業時間外の発表準備や自己学習が必要となる。 本講義は全学横断教育プログラム「環境マインド実践人材養成コース」の認定科目(コア科目群)であるため、受講希望者が定員を上回った場合、環境コース受講希望者を優先することがある。 |
(9)質問,相談への対応 | 授業中や授業時間後に質問や相談に応じる。直接研究室を訪ねてもらっても構わないが、外出していることがあるので、事前にメールで連絡しておくことを勧める(メールアドレス:asanoiku@アットマーク以下は大学で付与されるメールアドレスと同じ)。 |
(10)授業への出席 | 原則対面での参加とします。授業開始までに座席のQRコードを読み取ってください。読み取りを忘れた学生は、必ずその日の授業終了直後に申し出てください。 欠席回数が6回以上になると、授業の達成目標に到達することができないため単位を認めることができません。 出席登録の不正が判明した場合は、厳正に対処します。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 学修の補充の対象とする事由により授業に出席できない場合、授業開始までにメールで連絡してください。課題等で対応します。 |
【教科書】 | 特に指定しない。必要に応じて資料を配布する。 |
【参考書】 | ・環境省「令和5年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」 ・大沼あゆみ「生物多様性保全の経済学」有斐閣 ・日本生態学会編「生態学入門」東京化学同人 ・ジャレド・ダイヤモンド「若い読者のための第三のチンパンジー」草思社文庫 このほか、必要に応じて授業の中で紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |