(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | ①聴覚に障害がある人々が社会参加・社会的自立がしにくい社会の現状を知り、課題を把握し、解決方法を考えることができるようになる。
②豊富な手話語彙を持ち、聴覚に障害のある方の言いたいことが理解できるようになり、また自分の言いたいことを手話言語の特徴を活かして伝えられる。 |
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(2)授業の概要 | 実務経験のある教員による授業科目 聴覚に障害のある人々の社会参加、社会的自立、聴覚障害に関する福祉向上をめざして社会啓発を行ってきた実績を基にして、社会における聴覚に障害のある人々の現状、課題、今後の展望について講義を行うとともに、指導者としての経験を活かして、手話言語スピーチ、そして聞こえない人とのコミュニケーションができるように指導を行います。 |
(3)授業のキーワード | コミュニケーション 人権 実務経験 |
(4)授業計画 | 第1回(10/4)数の表現 第2回(10/11)第1回小テスト、聴覚障害の本質、都道府県名の表現(1)、「表情・強弱・速度」 第3回(10/18)第2回小テスト、教育、都道府県名の表現(2)、「様子や形」 第4回(10/25)第3回小テスト、地域、指文字、「動き」 第5回(11/1)第4回小テスト、労働、名前の表現方法、「位置・方向(1)」 第6回(11/8)第5回小テスト、子育て、自己紹介、「位置・方向(2)」 第7回(11/15)第6回小テスト、健康、動詞の手話、「役割の切り替え」 第8回(11/22)第7回小テスト、高齢聴覚障害者、家族の表現、「指差し」 第9回(11/29)第8回小テスト、中途失聴・難聴者、時間に関わる手話、「左右の空間活用」 第10回(12/6)第9回小テスト、盲ろう者、仕事に関わる手話、「前後・上下空間の活用」 第11回(12/13)第10回小テスト、情報保障、趣味に関わる手話、「指差しと視線の活用」 第12回(12/20)第11回小テスト、ろう運動、施設・交通手段の手話 第13回(12/27)第12回小テスト、「同時表現」「指の代理的表現」 第14回(1/10)第13回小テスト、「繰り返しの表現」「置き換えの表現」 第15回(1/24)第14回小テスト、「話してみましょう」、授業アンケート(最後の15分で実施) 第16回(1/31)期末試験 |
(5)成績評価の方法 | 授業中に14回課す小テストと、1回課すレポート、1回課す手話言語スピーチ、期末試験で評価します。 小テスト(映像表現読み取り):14点 レポート(「ろう運動」までの講義に対するレポート):10点 手話言語スピーチ:10点 期末試験(映像表現読み取り):10点 期末試験(全講義について選択肢問題):56点 |
(6)成績評価の基準 | 【小テストの評価の基準】 授業目標②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。 映像の表現者の表現を読み取れているか(1点)×14回 【レポートの評価の基準】 授業目標①の達成度を測るため、以下の基準で評価する。 問題を設定できたか(2点) その背景を記述できたか(2点) 課題をつかめたか(2点) 解決方法を見出せたか(2点) 見解を書けたか(2点) 【手話言語スピーチの評価の基準】 授業目標②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。 テーマの設定が適切か(2点) 手話単語を正しく使っているか(2点) 表情を手話言語の文法として使うことができているか(2点) 手話言語の文法を使って表現を組み立てているか(2点) ろう者とのコミュニケーションを高めるための姿勢ができているか(2点) 【期末試験の評価の基準】 授業目標①②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。 映像の表現者の表現を読み取れているか(10点) 聴覚障害の本質について理解できているか(6点) 聴覚障害者を取り巻く社会について理解できているか(12点) さまざまな聴覚障害者について理解できているか(4点) ろう運動について理解できているか(4点) 手話言語の文法について理解できているか(8点) 手話単語について知識を習得できているか(22点) |
(7)事前事後学習の内容 | この授業は60時間以上の時間外学修が必要となります。 手話単語や手話言語での表現が身に付けられるように復習をし、繰り返し練習をしてください。 第1回小テストに向けての復習:数の表現 第2回小テストに向けての復習:都道府県名の表現(1)、表情・強弱・速度 第3回小テストに向けての復習:都道府県名の表現(2)、様子や形 第4回小テストに向けての復習:指文字、動き 第5回小テストに向けての復習:名前の表現方法、位置・方向(1) 第6回小テストに向けての復習:自己紹介、位置・方向(2) 第7回小テストに向けての復習:動詞の手話、役割の切り替え 第8回小テストに向けての復習:家族の表現、指差し 第9回小テストに向けての復習:時間に関わる手話、左右の空間活用 第10回小テストに向けての復習:仕事に関わる手話、前後・上下空間の活用 第11回小テストに向けての復習:趣味に関わる手話、指差しと視線の活用 第12回小テストに向けての復習:施設・交通手段の手話 第13回小テストに向けての復習:同時表現、指の代理的表現 第14回小テストに向けての復讐:繰り返しの表現、置き換えの表現 |
(8)履修上の注意 | 単位を与えられるためには、授業に出席するだけでなく、予習復習などの授業時間外学修を行う必要があります。が、この授業は、事前学習は不要です。次回授業のときに小テストを実施し習得度を確認しますので、事後学習をしっかり行ってください。 授業時間外学修の具体的な内容は次の通りです。 ・講義を聞いて理解したこと等をまとめる ・習った手話単語や手話言語の表現等を繰り返し練習して身に付ける なお、講師は聴覚障害があり手話言語を使って講義します。手話言語読み取り通訳が付きます。手話単語や手話言語に関する講義については、もちろん手話言語読み取り通訳が付きますが、自分の目で手話単語や表現を見ることが必要になります。耳に頼るのではなく目でつかむように努力しましょう。 講義資料は毎週(木)15:00~、e-ALPSコースに載せます。各自プリントアウトしておいてください。 |
(9)質問,相談への対応 | メールにて受け付けます。アドレスは、atlas@shinshu-u.ac.jp |
(10)授業への出席 | 毎回小テストを受験し、解答することを前提とします。小テストの時間は15:00~15:15、e-alps上で行います。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により小テストを受験できない場合は、メールで上記アドレスへ代替日・時間を連絡してください。 |
【教科書】 | 指定しない |
【参考書】 | 指定しない |
【添付ファイル】 |
なし |