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開講年度 2024年度 登録コード G2B60202
授業名 手話言語と社会【EA】
Sign Language and Society
担当教員 平澤 まさ美 副担当 花村 有利子
講義期間 前期 曜日・時限 金4 講義室   単位数 2
対象学生 授業形態 e-Learning 遠隔授業科目 該当 備考  
信大コンピテンシー [説明] 非該当
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム ローカル・イノベーター養成コース、グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(日本理解)
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力①聞こえない・聞こえにくい方々が暮らしにくい社会の状況を知り、合理的配慮を考えることができ、自分たちにできることは何かを考えることができるようになる。 ②学んだ手話単語等を活かして、聞こえない・聞こえにくい方々と気持ちよくコミュニケーションをすることができる。
(2)授業の概要実務経験のある教員による授業科目
聴覚障害や、手話単語の語源・成り立ち、手話言語の文法等の基礎知識、聞こえない人たち自身による社会啓発活動、聞こえないことに対する合理的配慮等について講義を行なうとともに、指導者としての経験を活かして、手話表現や手話言語で伝えること、手話表現等を読み取ることについて指導を行います。
(3)授業のキーワードコミュニケーション 人権 実務経験
(4)授業計画第1回(4/12)指文字
第2回(4/19)第1回小テスト、手話言語について、手話での自己紹介について
第3回(4/26)第2回小テスト、手話単語の構成要素、「名前の表現方法」
第4回(5/10)第3回小テスト、手話言語の文法、手の形
第5回(5/17)第4回小テスト、ろう教育の歴史(世界)、手の位置
第6回(5/24)第5回小テスト、ろう教育の歴史(日本)、手の動き
第7回(5/31)第6回小テスト、手話言語の造語法、「仕事の表現」
第8回(6/7)第7回小テスト、聞こえないこと、「趣味の表現」
第9回(6/14)第8小テスト、コミュニケーション手段、自己紹介
第10回(6/21)第9回小テスト、情報保障、「食べ物の手話」
第11回(6/28)第10回小テスト、聴覚に障害を持つ人々の生活、「飲み物の手話」
第12回(7/5)第11回小テスト、手話通訳運動、「医学・医療の手話」
第13回(7/12)第12回小テスト、差別撤廃運動、「防災関係の手話」
第14回(7/19)第13回小テスト、障害者の権利に関する条約
第15回(7/26)第14回小テスト、合理的配慮、授業アンケート(最後の15分で実施)
第16回(8/2)期末試験
(5)成績評価の方法授業中に14回課す小テストと1回課すレポート、1回課す手話言語表現、期末試験(映像表現読み取り、選択肢問題)で評価します。
小テスト(映像表現読み取り):14点
レポート(「合理的配慮」までの講義に対するレポート):10点
手話言語表現:10点
期末試験(映像表現読み取り):10点
期末試験(全講義について選択肢問題):56点
(6)成績評価の基準【小テストの評価の基準】
 授業目標②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
 映像の表現者の表現を読み取れているか(1点)×14回
【レポートの評価の基準】
 授業目標①の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
 問題を設定できたか(2点)
 その背景を記述できたか(2点)
 課題をつかめたか(2点)
 解決方法を見出せたか(2点)
 見解を書けたか(2点)
【手話言語表現の評価の基準】
 授業目標②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
 あいさつの表現ができているか(1点)
 名前の自己紹介ができているか(2点)
 仕事の自己紹介ができているか(2点)
 趣味の自己紹介ができているか(2点)
 自分で作った短文を手話言語で表現できているか(3点)
【期末試験の評価の基準】
 授業目標①②の達成度を測るため、以下の基準で評価する。
 映像の表現者の表現を読み取れているか(10点)
 手話単語を習得できているか(28点)
 手話言語の基礎知識について理解できているか(8点)
 聴覚障害の基礎知識について理解できているか(10点)
 聴覚障害者を取り巻く社会について理解できているか(2点)
 聴覚障害者の運動について理解できているか(2点)
 手話単語について知識を習得できたか(6点)
(7)事前事後学習の内容この授業は60時間以上の時間外学修が必要となります。
手話単語や手話言語での表現が身に付けられるように復習をし、繰り返し練習をしてください。
第1回小テストに向けての復習:指文字
第2回小テストに向けての復習:簡単な自己紹介・他
第3回小テストに向けての復習:日本語短文の手話言語での表現(1)
第4回小テストに向けての復習:日本語短文の手話言語での表現(2)
第5回小テストに向けての復習:日本語短文の手話言語での表現(3)
第6回小テストに向けての復習:名前に関する手話単語、短文表現
第7回小テストに向けての復習:仕事に関する手話単語、短文表現
第8回小テストに向けての復習:趣味に関する手話単語、短文表現14
第9回小テストに向けての復習:自己紹介
第10回小テストに向けての復習:飲み物に関する手話単語、短文表現
第12回小テストに向けての復習:医学・医療に関する手話単語、短文表現
第13回小テストに向けての復習:防災関係の手話単語、短文表現
第14回小テストに向けての復習:総合問題
(8)履修上の注意単位を与えられるためには、授業に出席するだけではなく、授業時間外学修を行う必要があります。が、この授業は、事前学習は不要です。次回授業のときに小テストを実施し習得度を確認しますので、事後学習をしっかり行なってください。
授業時間外学修の具体的な内容は次の通りです。
・講義を聞いて感じたこと等をまとめる
・習った手話単語や手話言語の表現等を繰り返し練習して身に付ける
・自ら日本語短文を作って、手話言語に変えて表現してみる
なお、講師は聴覚障害があり手話言語を使って講義します。手話言語読み取り通訳が付きます。手話単語や手話言語に関する講義については、もちろん手話言語読み取り通訳が付きますが、自分の目で手話単語や表現を見ることが必要になります。耳に頼るのではなく目でつかむように努力しましょう。
講義資料は毎週(木)15:00~、e-ALPSコースに載せます。各自プリントアウトしておいてください。
(9)質問,相談への対応メールにて受け付けます。アドレスは、atlas@shinshu-u.ac.jp
(10)授業への出席毎回小テストを受験し、解答することを前提とします。小テストの時間は15:00~15:15、e-alps上で行います。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により小テストを受験できない場合は、メールで上記アドレスへ代替日・時間を連絡してください。
【教科書】指定しない
【参考書】指定しない
【添付ファイル】 なし



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