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     市民開放授業  
開講年度 2024年度 登録コード G2B60201
授業名 共生社会のための障害学入門
An Introduction to Disability Studies for Social Inclusion
担当教員 庄司 和史 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 月2 講義室 共通教育35講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 非該当
授業で学べる「テーマ」 多文化協働、健康長寿
全学横断特別教育プログラム ローカル・イノベーター養成コース、グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(国際理解)、ストラテジー・デザイン人材養成コース、ライフクリエイター養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力・障害学の概要を学習することを通して、共生社会の形成にかかわる者として必要な基本的知識、行動の仕方等を身に付けることができる。
(2)授業の概要・15回の授業を通して障害について考える。
・授業の中では、簡単な疑似体験やグループワークを実施する。
・毎回、課題を出すのでeALPSに設定した課題提出欄から〆切りまでに入力する。
・テーマに沿って自主学習に取り組み、授業の中でのディスカッションに反映する。
(3)授業のキーワード障害学
ノーマライゼーション
共生社会
障害
(4)授業計画第1回(9/30) ガイダンス(授業の概要を理解する)
第2回(10/7) 障害をどうとらえるか①(とくに医学モデルと社会モデルについての理解を深める)
第3回(10/16) 障害をどうとらえるか②(障害個性論の変遷を知り、障害は個性かについて討論する)
第4回(10/21) 主な障害を知る①(感覚の役割を理解し、とくに視覚障害について考える)
第5回(10/28) 主な障害を知る②(聴覚障害について考える)
第6回(11/7) 主な障害を知る③(知能とは何かを理解し、知的障害について考える)
第7回(11/11) 主な障害を知る④(発達障害、とくにSLD、ADHDの特徴を理解する)
第8回(11/18) 主な障害を知る⑤(発達障害、とくにASDの特徴を理解する)
第9回(11/25) 障害者差別とは何か(差別意識と差別行為について考える)
第10回(12/2) 障害者の歴史①(古代から障害がどのように扱われたかを知る)
第11回(12/9) 障害者の歴史②(ノーマライゼーション原理の誕生と発展について理解する)
第12回(12/16) 身の回りのバリア、バリアフリー・コンフリクトの問題を理解する。
第13回(12/23) 障害者権利条約と障害者差別解消法について(合理的配慮、過重な負担等は何かを理解する)
第14回(1/6) 障害のある子どもの教育を考える(特別支援教育とインクルーシブ教育)
第15回(1/20) まとめ(共生社会の形成に必要なことは何か等)、/授業アンケート
(5)成績評価の方法毎回の授業における学習状況(課題への回答、グループワーク等への参加状況等)と期末レポートについて、それぞれ50%ずつで評価する。
(6)成績評価の基準障害のモデル、主な障害の特徴やバリア、障害者差別の現状、ノーマライゼーション原理といった基本的事柄を理解し、障害者差別の起こらない共生社会の形成や平等の実現に向けた社会や人々の役割について深く理解することができれば「卓越している」、基本的事柄を理解し共生社会の形成や平等の実現に向けた社会や人々の役割を理解することができれば「かなり上にある」、基本的事柄を理解し差別や平等に向けた社会や人々の役割の視点をもって考えることができれば「やや上にある」、基本的事柄を理解し差別を解消する意義を理解すれば「その水準にある」とする。
(7)事前事後学習の内容・新聞やニュース等の障害にかかわる国内外の情報に関心を持ち、知ろうとすること
・日頃の身の回りの生活の中で障害者にとってバリアとなっているものについて想像力を持って見ること
・最終課題について計画的に取り組むこと
・合わせて60時間以上の時間外学習が必要となる。
(8)履修上の注意簡単な疑似体験やグループワークを実施する授業回もあるので、積極的に取り組むこと
(9)質問,相談への対応授業の前後、メール、課題提出欄への入力等で対応する。
質問については、授業の中で全体に紹介し回答することもある。
(10)授業への出席本授業は、すべての回に出席することを前提とする。授業の出席は、出席確認システムと毎週の課題提出の2段階で確認する。システムで出席登録ができなかった場合は、授業終了後に担当教員に速やかに申し出ること。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」に該当する場合であっても、5回以上の対面授業に出席できない場合は授業の達成目標の到達に至る教育の質を担保することができないため、単位認定はできない。
【教科書】使用しない。授業資料はeALPS上で配付する。
【参考書】デビッド・ジョンストン著小川喜道他訳「障害学入門 福祉・医療分野にかかわる人のために」明石書店、2008.ISBN978-4-7503-2854-6 3600円
河東田博「ノーマライゼーション原理とは何か 人権と共生の原理の探求」現代書館、2009.ISBN978-4-7684-3488-8  1700円
小川喜道・杉野昭博編著「よくわかる障害学」ミネルヴァ書房、2018.ISBN978-4-623-06794-7
その他、授業の中で紹介する。
【添付ファイル】 なし



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