(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 行政の現場など実務家のデータのまとめ方を再現し発表できる |
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(2)授業の概要 | 現在,国をあげて「地方創生」の掛け声のもと,各地方それぞれの魅力発見をするとともに,その魅力の情報発信力が問われています. ここでは実際に長野県において,地方自治体の行政実務に携わる方々および,情報の収集・発信に携わる方々からの話題提供をもとに,長野県の実情に理解を深めていきます. その中ではデータサイエンスの見方を生かして,みなさん自身が新たな課題を発見したり,情報提供いただいた課題を深めた発表などを行います.
長野県の自治体として須坂市,佐久市,高森町,情報収集と発表を担う機関として長野県世論調査協会およびテレビ信州から,それぞれ2回から3回での話題提供をいただき,長野県の抱える問題を,具体的なデータにもとづき考えを深めます. ここでいうデータは,数値的データばかりでなく,生の意見(筆記自由回答やインタビューなど)を含みます. 話題提供の内容に応じて,個人またはグループで検討し,発表までを行う場合があります. |
(3)授業のキーワード | 課題解決・発見,グループワーク,データサイエンス |
(4)授業計画 | 地方自治体の方々からのグループワークによる演習では,それぞれ最後に発表を行い,講評をお聞きします. 1 ガイダンス 長野県世論調査協会 2 長野県の世論調査 世論調査とは何か 3 シリーズ調査「われら信州人」調査から クロス集計と多変量解析で見る信州人のすがた 第3回以降は進行順とならないことがあります. テレビ信州 1 ニュースの数字を読む~政治・戦争・感染症 2 プラス4℃の仮説を映像化する 3 数字を「見える化」する 佐久市 1 佐久市における政策形成(講義) 2 グループワーク(政策形成過程を理解するための演習) 3 佐久市への政策提言の発表 須坂市 1 須坂市を知る(講義:強み,弱み,特色,...) 2 グループワーク(須坂市の課題を抽出し仮説を立てる) 3 グループワークをもとに発表 高森町 1 高森町のまちづくり(計画にもとづいたまちづくりの実際) 2 人口目標とは何か 3 具体的な取り組みを考える(グループワークおよび発表) 授業アンケート実施. |
(5)成績評価の方法 | 各話題ごとに指定されたレポートおよび議論の質を評価し,全話題でそれらを総合します. |
(6)成績評価の基準 | 提出課題や討論の多くが合格水準にあれば「その水準にある」,提出課題や討論のほとんどが合格水準にあり,さらに提出課題や討論の多くで上にある水準の評価を得れば「やや上にある」,課題や討論のほとんどで上にある水準の評価を得れば「かなり上にある」,その上で,授業に相応しい良い質問・発問が討論に際してできれば「卓越している」. なお「合格水準」には授業時間内の課題への関わり方も含みます. 期末試験は行いません. |
(7)事前事後学習の内容 | 資料等が事前に指定された場合は授業までに各自で読んできてください. 課題によっては授業時間後の提出を要請するものもあります.期限内に提出してください. 新聞やニュース等で授業で扱った話題について興味をもって集めてみてください.
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります. |
(8)履修上の注意 | |
(9)質問,相談への対応 | eALPS上の掲示板およびメール k_ohtake[あっと]shinshu-u.ac.jp によります. ※[あっと]を@に変換. |
(10)授業への出席 | 各話題とも授業時間内に提供され,課題に取り組みます.このため出席しないと課題提出も困難になります.
ただし感染症等に関してはその限りではありません.信州大学共通教育履修案内『出席・欠席について』に記載の規定に従います. |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 課題によっては授業時間外のオンラインによる提出が可能です. |
【教科書】 | 指定しない |
【参考書】 | 広井良典他「AIx地方創生」東洋経済新報社 小川克彦他「地方創生は日本を救うか:KPIランキングで読み解く日本の未来」NTT出版 大正大学地域構想研究所編「地方創生に役立つ!「地域データ分析」の教科書」大正大学出版会 |
【添付ファイル】 |
なし |