(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | 自然や社会における問題に対し,数や図形の概念が問題解決にどのように貢献し,発展してきたかについて理解できるようになる。 |
|
(2)授業の概要 | 高等学校で学習した「数学 A」の「整数の性質」や「図形の性質」を振り返りながら,それらの発展や日常生活への応用を見ていきます。「整数の性質」を少々発展させて社会を支えている暗号の一つである RSA 暗号,「図形の性質」では巡回セールスマン問題や勢力圏問題等のいくつかの話題を取り上げて数名でのグループワーク(GW)をしながら数や形の性質や応用について考えます。 |
(3)授業のキーワード | 課題解決型授業,暗号,コンピューター,グループワーク |
(4)授業計画 | 第1回(10月1日) 約数・倍数 第2回(10月8日) 素数・素因数分解 第3回(10月15日) 余り・1次不定方程式 第4回(10月22日) 合同式1 第5回(10月29日) 合同式2 第6回(11月12日) 合同式3(GW1) 第7回(11月19日) 記数法1 第8回(11月26日) 記数法2(GW2) 第9回(12月3日) RSA暗号(GW3) 第10回(12月10日)巡回セールスマン問題1 第11回(12月17日)巡回セールスマン問題2(GW4) 第12回(12月24日)勢力圏問題1 第13回(1月7日) 勢力圏問題2(GW5) 第14回(1月14日) 四色問題1 第15回(1月21日) 四色問題2(GW6)※授業アンケート(15分程度)を実施します。 |
(5)成績評価の方法 | 授業計画の各テーマにおいて到達度を個人課題(6回),グループ課題(6回)及びグループ課題を作成するためのグループ活動をもとに,個人課題50%,グループ活動を含むグループ課題50%で評価します。
|
(6)成績評価の基準 | 成績評価の方法において 60点以上ならば合格水準にあります。 70点以上ならばやや上にあります。 80点以上ならばかなり上にあります。 90点以上ならば卓越しています。 |
(7)事前事後学習の内容 | 受講生には,1単位当たり『45時間から授業時間を引いた時間量』の自主学習時間が課せられています。このため, 事前学習:配布プリントの内容に目を通して下さい。 事後学習:GWや授業内容の理解のため,その日の内容の確認を行って下さい。 GWの課題は他人任せにせず,各自が必ず理解するよう心がけて下さい。
|
(8)履修上の注意 | グループ活動では4~5人で課題に取り組んで結果をまとめたものを提出します。設定されたテーマについてグループ内で考えて議論し,協働してください。 |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワーは木曜日5時限目です。質問等は共通教育第1講義棟南校舎1Fの学生コミュニケーションスペースで対応します。事前にメール等で連絡、予約して下さい。メールアドレスは
ktakano@shinshu-u.ac.jp
です。メールで対応できる内容の場合はメールで回答します。 |
(10)授業への出席 | 本授業は「信州大学における授業の出席に関する要項」第4に規定する「学修の補充の対象とする事由」で欠席した場合のみ,3回までは配慮します。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に記載されている方法により補充を受けるための申請を行ってください。 |
【教科書】 | プリントを配布します。また,必要に応じて補助教材を配布します。
|
【参考書】 | 1.杉原厚吉, なわばりの数理モデル, ISBN978-4-320-01878-5, 共立出版, 2009年, 本体2600円. 2.一松 信, 四色問題, ISBN4-06-117951-9, 講談社, 1983年, 本体640円. 3. サイモン・シン, フェルマーの最終定理, ISBN4-1021-5971-1, 新潮文庫, 2006年, 本体790円. 4.上垣 渉・阿森 仁, 数と図形の歴史 70話, ISBN978-4535-78558-8, 日本評論社, 2010年, 本体2500円. 5.山﨑三郎・鹿野 健 訳, 数と図形, ISBN978-4-480-09317-2, ちくま学芸文庫, 2010年, 本体1700円. |
【添付ファイル】 |
なし |