(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・将棋についての歴史,ルール,礼儀や作法を理解し,将棋を通じて学んだり考えたりする姿勢を涵養することができる
・将棋と世界各地のボードゲームを比較して共通点と相違点を理解することができる
・先を読んで行動することができる論理的思考力を身につけることができる |
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(2)授業の概要 | 将棋は,1000年にわたる日本の伝統文化である.本授業は,将棋と遠縁にあたる各国のゲームと将棋の比較を行うほか,将棋を題材とした遊戯文化を学ぶ.また将棋のルールや駒の動かし方,勝敗の判定や囲いなどを学び,実際の対局を行う.さらには,将棋の歴史や礼儀(マナー),コンピュータサイエンスとの関連やプロ棋士の世界についても解説を行う. また本授業は,国内学生と留学生がともに学び合う国際共修を部分的に取り入れている.国際共修とは,国内学生と留学生の協働を通して言語や文化的な背景の違いを認め合い,それらの違いを取り入れて学び合う学習活動である. 使用言語は日本語及び英語である. なお本授業は,公益財団法人 日本将棋連盟の協力を得て実施するものである. |
(3)授業のキーワード | 将棋,ボードゲーム,日本文化,コンピュータ,国際共修,グローバル,グループワーク |
(4)授業計画 | 1. 将棋の歴史・日本文化としての将棋①(礼儀,盤駒など) 2. ルールの説明 3. 対局①(5656将棋やどうぶつ将棋) 4. 世界の将棋,各国のボードゲームとの比較 5. 定跡と囲い① 6. 対局②(本将棋) 7. 定跡と囲い② 8. 対局③ 9. 将棋の歴史・日本文化としての将棋②(プロの世界など) 10. 問題演習(詰将棋・次の一手)① 11. 対局④ 12. 名局の解説 13. コンピュータサイエンスと将棋 14. 問題演習(詰将棋・次の一手)② 15. 振り返り,授業アンケート(最後の15分間)
なお順番が前後することがある. |
(5)成績評価の方法 | 問題演習50% (25%×2回分) 内容理解50% (宿題の解答,授業態度及びミニエッセイ,レポートを指標とする) |
(6)成績評価の基準 | 将棋の歴史,ルール,礼儀や作法,他のボードゲームとの比較を全てよく理解し,内容まで十分に説明できる,同時に自ら学ぶ,もしくは学んだことを文章で適切に要約し,自分の言葉で説明することができ,将棋の実践でも十分に活用することができる場合は「秀」 将棋の歴史等をよく理解し,自ら学ぶ,もしくは学んだことを文章で要約・説明することができ,かつ将棋の実践で良く活用することができる場合は「優」 将棋の歴史等を理解しているとともに,自ら学ぶ,もしくは学んだことを文章で説明することができ,将棋の実践である程度活用することができる場合は「良」 将棋の歴史等を半分以上理解し,学んだことを文章で説明することができ,将棋の実践で使用することができる場合は「可」 将棋の歴史等の理解が半分を超えない,または理解が不十分であり,自ら学んだことを文章で説明することができず,将棋の実践で使用することができない場合は「不可」 |
(7)事前事後学習の内容 | 教材をもとに宿題が課される. 【2単位】60時間以上の時間外学習が必要となります. |
(8)履修上の注意 | すでに将棋をよく知っており,アマチュア初段以上の棋力がある学生は受講できない. 将棋を全く知らないか,初心者の国内学生及び留学生のみが受講できる. |
(9)質問,相談への対応 | 授業後に随時行う.またメール(sengoku@shinshu-u.ac.jp)での質問・相談や,アポイントメントを取ったうえでの研究室訪問も歓迎する. |
(10)授業への出席 | 全ての回に出席することを原則とする. 1回目の授業は,4月15日(火)4コマ目に行う. |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなってください. |
【教科書】 | 追って指示する |
【参考書】 | 追って指示する |
【添付ファイル】 |
なし |