(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・自分と異なる文化的背景を持つ人たちと協働し,地域の運営や再生,課題解決等に関する情報を収集し,理解し,発信することができる.
・自分と異なる文化を相対化し,多文化共生するための素地を作ることができる. |
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(2)授業の概要 | マレーシアプトラ大学(Universiti Putra Malaysia, UPM)の学生とオンライン上で行うCOIL (Collaborative Online International Learning)型プログラムである.期間は8月6日(火)~31日(土)で,週末に実施する講義や中間発表・最終発表以外はグループワークが中心である.内容は「英語・マレーシア文化及び日本語・日本文化をそれぞれ教え合う」というタンデム型学習と,日本とマレーシア共通の社会課題解決のためのPBL (Project Based Learning)からなる. |
(3)授業のキーワード | COIL, PBL,グループワーク・グローバルコア人材養成コース・タンデム型学習・マレーシア
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(4)授業計画 | 第1週:両大学生の合同オリエンテーション,チームビルディング,PBLのテーマに関する講義 第2週:グループごとのプロジェクト活動,進捗管理,タンデム型学習 第3週:グループごとのプロジェクト活動,進捗管理,タンデム型学習,PBLのテーマに関する講義,中間発表 第4週:グループごとのプロジェクト活動,進捗管理,タンデム型学習,最終発表 第5週:振り返りセッション,授業アンケート(15分程度)
なお授業の進行状況により内容は変更することがある.課題の締め切りは授業中に示す.
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(5)成績評価の方法 | 中間発表で使用したコンテンツの出来栄え(10点) 中間発表での話し方の巧みさ・態度(5点) 最終発表で使用したコンテンツの出来栄え(15点) 最終発表での話し方の巧みさ・態度(10点) タンデム型学習におけるグループワークへの貢献(20点) PBLにおけるグループワークへの貢献(20点) 最終レポート(20点)
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(6)成績評価の基準 | 「中間発表及び最終発表で使用したコンテンツの出来栄え」では,信頼できるデータに基づき両大学生が協力して説得力のあるプレゼン資料を作成できたかを評価する.「中間発表及び最終発表での話し方の巧みさ・態度」では,英語を用いて訴求力のある話し方ができたかを評価する.「タンデム型学習及びPBLにおけるグループワークへの貢献」では,毎回のグループワークの記録に基づき,各自が割り当てられた役割をこなし,グループワークにどれだけコミットできたかを評価する.「最終レポート」では,本授業の経験を振り返り,意味付けや教訓を引き出し,どれだけ今後のグローバルな活動につなげられそうかを評価する. 以上各成績評価において,1. 問題の設定が適切であり,2. その問題背景を理解できており,3. その問題にどのような課題があるかを指摘できており,4. それらの課題に対して既存学説が提示する解決法を適切に把握できており,5. その上で自分の見解を提示できており,かつ教員を感心させるレベルにあれば「卓越している」という表現基準において,上記1から3の3項目まで満たせば「標準」,4項目まで満たすと「やや上」,5項目全て満たしたときは「かなり上」または「卓越」と判定する.
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(7)事前事後学習の内容 | 事前学習:信大生向けガイダンス(課題,タンデム型学習,スケジュール,ポートフォリオ等の説明)への参加,教員が指示するPBLのテーマに関して本やウェブサイトからの情報収集,またタンデム型学習やプロジェクトの目標達成に向けた調査やプレゼン準備などが必要である. 事後学習:グローバルコア人材養成コース(BASICコース)のポートフォリオ作成と,最終レポート作成が必要である.
【2単位】60時間以上の時間外学習が必要である. |
(8)履修上の注意 | この授業は,全学横断特別教育プログラム「グローバルコア人材養成コース(BAISCコース)」登録の1年次生対象の授業である.募集人数は30名程度で,応募多数の場合は抽選を行う.定員に余裕がある場合に限り,同コース未登録の学生で本授業を受講したい1年次生も,同コースに登録したうえでの受講を認める.
受講登録は6月を予定している.プログラムの詳細はその際に連絡する.
グループワークに参加する際には十分な質と量の準備を行うこと.オンライン研修ではあるが,実際に海外で研修を行っているのと同じ心持ちで,積極的に活動・学習に参加すること.
なおこの授業は受講時期の都合で,他の共通教育科目よりも遅れて成績が発表される.この授業の単位認定を利用して10月に進級することを考えている場合は,事前に担当教員まで相談すること. |
(9)質問,相談への対応 | 進捗管理の際や講義・プレゼン後に随時行う.またメール(sengoku@shinshu-u.ac.jp)での質問・相談や,アポイントメントを取ったうえでの研究室訪問も歓迎する.
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(10)授業への出席 | 受講生全員が集まるガイダンスや講義(週末土曜日を予定),中間発表及び最終発表には必ず出席すること.グループワークは各グループで調整しメンバーの都合の良い日時を決めて行う.ガイダンスや講義,中間発表及び最終発表の出席は,Zoom上で行う.グループワークの出席はグループワークの記録で確認する.
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(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなってください. |
【教科書】 | 指定しない |
【参考書】 | 指定しない |
【添付ファイル】 |
なし |