(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 社会問題の情報を収集し、それをわかりやすく整理し、発信することができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | ○このゼミでは、担当講師のファシリテーションのもとで、学生が協力しながら(グループワークを通じて)社会問題を研究し、議論を通じて研究内容を深め、最終的なアウトプット(レポート)をまとめます。 ○社会問題とは、個人の取り組みでは解決にたどり着けない問題現象であり、個別的・偶発的な原因ではなく、社会的に原因があるとされる問題現象のことです。例えば、私たちが暮らす社会では、自由や平等といった価値が保障されているはずですが、実際には社会的拘束(不自由)があったり、格差(不平等)があったりします。 ○このゼミでは、日本社会をフィールドに、こうした社会問題の現状をリサーチ(調査)して、その発生原因を考えたり、社会的な影響や対応を考え、その結果をゼミで議論することになります。 ○このゼミのグループワークは、日本語で実施します。 |
(3)授業のキーワード | 社会問題;社会科学;グループワーク |
(4)授業計画 | 1. ガイダンス 2. オリエンテーション 3. ワールド・カフェで〝社会問題〟を考えてみた 4. みんなで難しそうな書籍を読み解いてみた 5. 書籍を読んで、著者のオピニオンにツッコミしてみた 6. ツッコミポイントを深掘りしてみた 7. プレゼンテーションに向けて最後の仕上げをしよう 8. グループワーク・プレゼンテーション 9. グループワーク・プレゼンテーションの振り返り 10. グループワークやプレゼンを振り返り、より深化した社会問題の研究準備に着手してみた 11. フィールド・ワーク 12. 選んだ新書を、ビブリオバトルでなかまにシェアしてみた 13. 新書を再読してツッコミポイントを3つ抜き出してみた 14. ツッコミポイントのひとつを深掘りし、グループメンバーに話してみた 15. 仲間と共に考えてきた社会問題への突っ込みをまとめてみた:社会問題研究ゼミの最終回を迎えて ○なお、授業計画の一部は、学生の学修進度により前後することがあります。 ○最終回に「授業アンケート」を実施し、本演習の到達基準を達成できたか確認します。 |
(5)成績評価の方法 | 〈社会問題の現場にかかる情報を収集し、それをわかりやすく整理し、発信する〉という観点から、最終レポート(40%)、授業中に課される課題や発表・討論の内容(60%)によって、総合的に評価する。 |
(6)成績評価の基準 | ○(i)問題の設定が適切であり、(ii)その問題の背景を説明できており、(iii)その問題にどのような課題があるのかを指摘できており、(iv)それらの課題に対して既存の学説等が提示する解決法を適切に把握できており、(v)その上で自分の見解を提示できており、かつ、教員を感心させるレベルにあれば「卓越している」。 ○上記の(i)-(v)の5項目を満たしていれば「かなり上にある」 ○上記の(i)-(v)の4項目までできていれば「やや上にある」。 ○上記の(i)-(v)の3項目までできていれば「合格水準にある」。 |
(7)事前事後学習の内容 | ○Scrapboxで紹介されるリーディング(PDFで提供されるもの/URLが紹介されているもの)は、授業の事前事後に読むことが義務付けられています。 ○この授業は90時間の学修を必要とする内容です。したがって、60時間以上の時間外学修が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | ○学生参加型のゼミなので、参加学生の主体的な参加態度が不可欠です。 ○毎回の授業には、大学のネットワークに繋がるノートパソコン、あるいはタブレット端末を持参してください。 ○毎回の授業では、インターネットで無償で提供されるScrapboxというサイトを利用します。レジュメや資料は、Scrapboxを使って提供します。 ○グループワークは、日本語で行います。 |
(9)質問,相談への対応 | ○質問したい受講生には、講義が終わった直後に対応します。 ○講義時間以外の質問や相談については、メールで受け付けます。 ○上記以外での質問や相談は、事前にメールでアポイントメントを入れてください。 |
(10)授業への出席 | ○全ての授業に出席することが求められています。毎回、出席管理をしますので、全ての授業で出席確認システムによる着席登録を行ってください。スマートフォン等のQRコード読取り端末を忘れた場合は、授業が始まる前に教室で担当教員にその旨を伝えてください。なお、出席確認システムの登録で不正行為が見つかった場合は、学則に従って「不正行為」として処罰されます。 ○20分以上の遅刻は「欠席」と扱います。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | ○この授業は、「信州大学における授業の出席に関する要項」第4に規定する「学修の補充を対象とする事由」で欠席した場合を含み、欠席回数が4回以上になると、授業の達成目標に到達することができないため単位が認定されません。 |
【教科書】 | ○授業中に指示する。 |
【参考書】 | ○授業中に指示する。 |
【添付ファイル】 |
なし |