(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 大学(学部/学士)での学びにおけるリテラシー(≒基礎学力/根幹的能力)として、自ら問題発見・課題設定をし、オーナーシップ(主体性)を課題をやり抜く力、が本授業を通じて獲得する。また、アクション・ラーニングとして、問題に対して机上の資料調査だけでなく、現場に出て、当事者と交流することで現実の立体感ある情報を把握する理解を深める能力を身に付け、それを構造的に発信するプレゼンテーション能力や情報発信を実践的に獲得する。
さらに、価値感は不変でないことを理解し、遊休資源や未利用資源の活用など新たな価値創造に取り組む力(視点)が獲得できる。 |
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(2)授業の概要 | 本授業では、社会革新(ソーシャル・イノベーション)に取り組む第一級の実践者を講師として迎え、その取り組み(ケース)を授業材料として、講師と対話しながらマインドや発想法、課題設定や事業プロセス等を実践的に学ぶ。また、イノベーションを社会実装するために必要な情報活用リテラシーとして、地域の企業、自治体や団体等の協力を得て、リアルな企業や組織運営上の問題について、ヒアリング調査、資料調査、企画提案、タイムマネジメントをPBL:Project Based Learningとして実践する。 なお、本授業は、①担当教員(起業経験/企業実務経験あり)②外部講師(実務者)により実施されます。 |
(3)授業のキーワード | 地域志向、地域課題、地域再生、地域活性化、地方創生、ソーシャルイノベーション、アントレプレナー育成・アントレプレナーシップ グループワーク、フィールドワーク、レポートのフィードバック、実務経験 文部科学省「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)、ENGINEプログラム |
(4)授業計画 | ①定例ゼミ 毎月1回(月曜日6限予定)定例のゼミを実施する。定例ゼミでは、集中授業のための基礎的な知識獲得を行うとともに、コース学生同士の交流や課外活動に関する連絡調整等をおこなう。 ②集中授業 8月の第3週、第4週のうち5日間軽井沢町(予定)において集中ゼミで実施する。 ※COVID-19等の感染拡大状況や災害等の発生時には延期・中止になることがある
①定例ゼミ(各月1回・月6限) ・4月:マインドセット(LI概論、テーマ設定等)※先輩等による説明 ・5月:イノベーション・リテラシー基礎 ・6月:地域課題の把握と課題設定 ・7月:情報の収集、ヒアリング候補等の設定とアポ ・8月:合宿レク
②集中授業(合宿) ※8月14日ー18日の期間中に予定しています 1日目:地域イメージ形成 第1回 ガイダンスとマインドセット 第2回 フィールドイメージの形成 第3回 フィールドイメージの形成 第4回 フィールドイメージの形成 夜 イノベーターによるケース学習 2日目:スキル実践 第5回 仮説検証リサーチ(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第6回 仮説検証リサーチ(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第7回 仮説検証リサーチ(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第8回 課題設定と企画素案作成(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 3日目:アビリティ形成 第9回 リサーチ&デベロップメント(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第10回 リサーチ&デベロップメント(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第11回 企画構想と追加調査(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第12回 企画構想と追加調査(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 4日目:アップデート(必要に応じて追加調査) 第13回 企画精緻化と追加調査(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第14回 企画精緻化と追加調査(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第15回 プレゼンテーション作成(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 第16回 プレゼンテーション作成(グループ単位での活動とメンター壁打ち) 5日目:ハーベスティング 第17回 提案と振り返り
○授業の進行状況や外部講師都合により日時・内容・順序が変更になることがあります。 ○最終授業日に授業アンケートを実施する |
(5)成績評価の方法 | PBL学修の達成段階として〔1〕から〔5〕を設定し、その総合点を基に判定を行う 〔1〕課題設定[マインド形成]=25点 〔2〕調査設計[スキル形成]=25点 〔3〕プラン作成[アビリティ形成]=25点 〔4〕プレゼンテーション[総合]=25点 〔5〕追加評価[参加態度・行動評価]=最大10点 ○全て完全に達成した場合は110点となりますが、単位認定上の上限は100点となります 〇授業を無断で欠席したり、非協力的な態度等の場合は都度5点マイナスします。
なお、〔1〕から〔5〕の各評価は、以下の観点から評価し、積み上げる。 ・表現能力:適切な日本語、文章表現や図表等による説明ができているか…5点 ・企画構想力:各評価視点について講義内容で得た知識が活用されているか…5点 ・研究能力:先行事例や研究等を適切参照・引用し、知識を深化することができているか…5点 ・独創力:自身の考え・新しい見解を提案し、教員を感心させることができる…5点 ・情熱力:取り組み課題に対して最大限のパフォーマンスを果たす努力をしているか…5点 |
(6)成績評価の基準 | 評価点は次のように位置づけられる ■90点以上:秀(基準から卓越している) ■80点以上:優(基準よりも、かなり上にある) ■70点以上:良(基準よりも、やや上にある) ■60点以上:可(基準を満たしている) ■59点以下:不可(基準を満たさない)。 |
(7)事前事後学習の内容 | ・本授業は2単位科目であり、学修要件として90時間が必要とされています。そのため授業時間に加えて、理解を深めるために授業時間外で60時間以上の学びが必要となりますので、積極的に様々な知識を身に付けるよう努力をしてください。 ・資料づくりについて: 予習・復習のレポートをまとめる際に、自身の考えだけでなく、それを補強・裏付けするための各種データや画像等の引用を行うことが求められます。引用時には出典を明らかにし、自身の考えと引用部分が明確に分かるようにすること。 ・授業参加への態度について:演習形式、グループワークなどを取り入れるため授業参加への態度を評価に加えます。積極的なコミットメント(率先して発表するなど)は加点とするが、非協力的な態度等についてはマイナスすることもあります。 |
(8)履修上の注意 | ・本授業は、全学横断特別教育プログラム「ローカル・イノベーター養成コース」のスタートアップ科目にも設定されています(≒信州大学が設置する選抜型の副専攻コース)。受講希望者が多い際には、同コースへの参加希望者を優先することがあります。 ・本授業では、「主体的に考え、地域・社会を創造する志向」を養うことを目指します。そのため、授業を受講するにあたって必要な基礎知識を事前に学習することを前提とします。受講者は新聞・書籍・論文・インターネットなど各種メディアを使って関連する知識を収集し、整理をすることを求めます。情報の利用にあたっては出典等を確認し、妥当なものを用いることに注意してください。 ・本授業では写真やビデオ等による記録を行い、広報資料等に活用をいたします。またメディア等による取材等が入ることもあります。受講者の方は本事項をご承諾いただくようお願いいたします。 ・本授業では情報検索やプレゼンテーション等を行うため、パソコンを利用します。インターネット接続が可能なもの(ネットワーク接続は授業を行う場所の環境を利用)、表計算やプレゼンテーション資料が作成可能な環境(例:Word, Excel, PowerPoint等)の準備をお願いします。
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(9)質問,相談への対応 | ・授業に関する質問や相談は授業中あるいは終了後に受けます。 ・授業に関する連絡事項はeALPS、メールでの連絡をいたします。 ・時間外は、Face Book MessengerやLINEなどのSNSを使って、メンターと協力して受け付けます。 ・別途、対面での相談がある場合は日時を調整して対応します。 メール:yhayashi@shinshu-u.ac.jpへ連絡をお願いします。 研究室:共通教育第1講義棟南校舎4F研究室(0263-37-2967) ※担当教員は、外出や打合せが多いため対面相談の場合は事前アポをお願いします ・なお、電子メール等の送付の際には、要件や氏名、などそれぞれのツールに併せて、最低限のビジネスマナーやリテラシーに則った文章等で送付すること |
(10)授業への出席 | ・ワークショップ等、代替や補充ができない内容もありますので、欠席理由とともに教員に御相談ください。 ・当該年度に受講できない等も御相談ください。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | ・講義部分は、夕方・オンラインを中心に4ー8月の月1に実施します。 ・集中、合宿形式で実施します。教員に御相談ください。 |
【教科書】 | 指定しない。専用のプレゼンテーション及び資料の配布を行う |
【参考書】 | 授業内で必要に応じて紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |