(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力が身につくようになる。 |
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(2)授業の概要 | ゼックミスタ & ジョンソン著『クリティカルシンキング 入門篇』を教科書として,その教科書中の「考えてみよう」と題された実習問題について,履修者が事前に予習した上で授業に臨み,討論形式で自分の考えを述べ合い議論を重ねていく。この実習問題を一つずつこなし,互いに討論しあうことで,人間の思考と推論の特質を学び,それを基にした批判的思考法について実践的に学習する。 |
(3)授業のキーワード | 心理学的思考・推論,グループディスカッション,レポートのフィードバック |
(4)授業計画 | 第1週 オリエンテーション(初回は教科書必要なし) 第2週-第3週 1章 クリティカルな思考とは何か 第4週-第5週 2章 ものごとの原因について考える 第6週-第8週 3章 他人の行動を説明する 第9週-第11週 4章 自分自身を省察する 第12週-第15週 5章 信念を分析する 第2週以降は,各章の「考えてみよう」と題された教科書中の課題を予習してくることを前提に授業を進める。各自が考えたことを事前にノートにまとめ,それを授業で発表することを通じて,授業目的の達成を図る。 なお,第15週には授業アンケートを実施し,半期の振り返りを行う。 |
(5)成績評価の方法 | 毎回の授業における討論への参加を通じて,その発言の適否を評価する。この評価が評点の30 %になる。さらに,学期中に課される2回のレポート課題が70 %を占める。そのうちの1回のレポートに対してはフィードバックがなされる。 |
(6)成績評価の基準 | 授業における討論へ,①毎回,的確に関わって発言できれば『卓越している』,②3/4程度,的確に関わって発言できれば『かなり上にある』,③2/4程度,的確に関わって発言できれば『やや上にある』,1/4程度,的確に関わって発言できれば『その水準にある』として評価される。 2回のレポートは提示された課題に対して,①問題を的確に捉え優れてユニークな解決方法を提示していれば『卓越している』,②問題を的確に捉えユニークな解決方法を提示していれば『かなり上にある』,③問題をほぼ的確に捉え妥当な解決方法を提示していれば『やや上にある』,④問題をある程度,的確に捉え常識的な解決方法を提示していれば『その水準にある』として評価される。 |
(7)事前事後学習の内容 | 受講生は毎回,教科書に提示されている課題について2時間程度,教員が事前に指示した範囲を学習してくる必要がある。授業では,各自が行ってきた課題についての成果を授業内での討論に反映させ,授業での議論を事後の復習(2時間程度)のために活用する。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 充実した討論を行うためのゼミナール形式であるので,20名を定員とし,希望が多い場合には受講制限する。受講生は教科書を毎回の授業に持参する必要がある(初回のみ必要なし)。参考書等は適宜,教員が授業の進度に合わせて紹介していく。履修者は授業に先立って各自,テキスト中の実習問題に取り組んで予習しておくことが必要不可欠である。 |
(9)質問,相談への対応 | 授業内容についての疑問は,なるべく時間内で解決できるよう,積極的に発言・質問をすること。その他の時間としては,火,水曜日の12:30から13:00のオフィスアワー(要メールによる予約→imaiakr@shinshu-u.ac.jp)にてzoom利用のオンライン,または人文棟5階の研究室での対面にて対応する。 |
(10)授業への出席 | 履修する全ての回に出席することが基本的な単位取得の要件である。また,授業に20分以上遅れた場合は欠席とする。授業に出席できない回がある場合は,(11)を参照のこと。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,事前学習についての成果を提出し,それに対する教員のフィードバックによって学修の補充とする。 |
【教科書】 | E.B.ゼックミスタ & J.E.ジョンソン著, 『クリティカルシンキング入門篇』, 9784762820618, 北大路書房, 1996年, 2090円(税込) |
【参考書】 | 道田・宮元・秋月著, 『クリティカル進化論』, 9784762821394, 北大路書房, 1999年, 1540円(税込) |
【添付ファイル】 |
なし |