(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 大学(学部/学士)での学びにおけるリテラシー(≒基礎学力/根幹的能力)として、自ら問題発見・課題設定をし、オーナーシップ(主体性)を課題をやり抜く力、を獲得する。また、アクション・ラーニングとして、問題に対して机上の資料調査だけでなく、現場に出て、当事者と交流することで現実の立体感ある情報を把握する理解を深める能力を身に付け、それを構造的に発信するプレゼンテーション能力や情報発信を実践的に獲得する。 |
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(2)授業の概要 | 本授業では、新たな価値創造者であるアントレプレナー(Entrepreneur:起業家)を育成することを狙いとして、それら経験を持つ実務家教員と企業とで実践的に事業創出に取り組む。具体的には地域自治体や企業等のリアルケースを対象として調査・企画・提案を行う。基礎的な知識学習は単に座学ではなく、演習形式で考えながら理論を学ぶため積極的な授業参画の姿勢が必要となる(例えば、グループでのディスカッション、共同作業やプレゼンが必要となる)。また、学んだことを実践の中で確認・検証するアクション・リサーチ形式を取るため、通常の授業時間とは異なる時間枠(土日や平日空き時間等)で実際に地域に入ることが必要となる。これらに対応できる者の参加を前提とする。 本授業は、①担当教員(起業経験/企業実務経験あり)と②外部講師(実務者)である連携先自治体や企業の職員により授業を実施します(2022年度はアルピコグループと実施しています)。なお、グループ指導体制の都合から、受講者数は20名程度とします。
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(3)授業のキーワード | アントレプレナー育成、アントレプレナーシップ、起業、スタートアップ、ベンチャー創出、事業創出、 地域ブランド、ブランド、地域志向、地域課題、地域再生、地域活性化、地方創生、ソーシャルビジネス、マーケティング・ブランディング グループワーク、フィールドワーク、レポートのフィードバック、実務経験 文部科学省「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)、ENGINEプログラム
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(4)授業計画 | ・第01回:ガイダンス (※受講者決定、授業概要説明等) ・第02回:地域ブランド概論、フィールドワーク準備 ・第03回:フィールドワーク準備(地域概要の学習) ※10月初中旬にフィールドワーク実施予定 ・第04回:FWまとめ(問題発見・分析・構造化→課題設定) ・第05回:ケース学習・課題設定 ・第06回:ケース学習・課題設定 ・第07回:問題の深掘りと課題設定1 ・第08回:問題の深掘りと課題設定2 ・第09回:課題解決プランの検討1 ・第10回:課題解決プランの検討2 ・第11回:プロトタイプの設計・実施1 ・第12回:プロトタイプの設計・実施2 ・第13回:実施結果を含めた進捗報告 ・第14回:提案の精緻化/追加調査等1 ※1月中旬:集中作業等予定 ・第15回:提案の精緻化/追加調査等2 ※授業評価 ・第16回:プレゼンリハ1 ・第17回:プレゼンリハ2 ・報告会(2月中旬予定)
備考 ◎本授業は、地域企業等との連携で実施を予定しております(R4,5年度:アルピコグループ)。 ◎授業の進行状況やパートナー企業等の事情により内容・日程は変更することがあります。 (授業の後半、実践段階では2回分を連続して実施することなどがあります) ◎地域でのFW等において掛かる費用(交通費・昼食代等)は自己負担となります
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(5)成績評価の方法 | 以下の〔1〕から〔3〕の総合点を基に判定を行う 〔1〕課題提出(7×10回=70点満点)※回数等は変動あり 〔2〕各回のきづきの記載(15×2点=30点満点) 〔3〕授業参加への態度(最大加点 10点) ○各回の事前学習・事後学習レポートは、計10点満点で評価する。 ○成績評価の得点上限は100点とします ○連絡/事情なく欠席する場合は1回ごとに5点マイナスをします。
なお、〔1〕の各評価は、以下の観点から評価し、積み上げる。 ・適切な日本語、文章表現で説明することができている(文章能力)…4点 ・適切な問題分析、課題設定、解決に向けた提案等を構造的に示せている(企画構想力)…4点 ・先行事例や研究等を適切に参照・引用し、企画を精緻化できている(研究能力)…1.5点 ・自身の考え・新しい見解を提案し、教員を感心させることができる(独創力)…0.5点
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(6)成績評価の基準 | 総合的な評価点は次のように位置づけられる ■90点以上:秀(基準から卓越している) ■80点以上:優(基準よりも、かなり上にある) ■70点以上:良(基準よりも、やや上にある) ■60点以上:可(基準を満たしている) ■59点以下:不可(基準を満たさない) |
(7)事前事後学習の内容 | ・本授業は2単位科目であり、学修要件として90時間が必要とされています。そのため授業時間に加えて、理解を深めるために授業時間外で60時間以上の学びが必要となりますので、積極的に様々な知識を身に付けるよう努力をしてください。 ・事前・事後学習時の資料づくりについて: 予習・復習のレポートをまとめる際に、自身の考えだけでなく、それを補強・裏付けするための各種データや画像等の引用を行うことが求められる。引用時には出典を明らかにし、自身の考えと引用部分が明確に分かるようにすること。 ・授業参加への態度について:演習形式、グループワークなどを取り入れるため授業参加への態度を評価に加える。積極的なコミットメント(率先して発表するなど)は加点とするが、非協力的な態度等についてはマイナスすることもある。 ・授業時間とは別に地域を知るためのフィールドワーク(自主的なリサーチ・イベント実施)や研究成果を報告する場(地域報告会など)を設定する予定である。授業外の課外活動的な位置づけではあるが、授業内容と深く連動しており、その後の学びにも大きな影響を与えるため、原則参加を想定すること。
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(8)履修上の注意 | ・本授業は、全学横断特別教育プログラム「ローカル・イノベーター養成コース」「ストラテジーデザイン人材養成コース」のスタートアップ科目にも設定されています(≒信州大学が設置する選抜型の副専攻コース)。受講希望者が多い際には、同コースへの参加希望者を優先することがあります。 ・本授業では、「主体的に考え、地域・社会を創造する志向」を養うことを目指します。そのため、授業を受講するにあたって必要な基礎知識を事前に学習することを前提とします。受講者は新聞・書籍・論文・インターネットなど各種メディアを使って関連する知識を収集し、整理をすることを求めます。情報の利用にあたっては出典等を確認し、妥当なものを用いることに注意してください。 ・本授業では写真やビデオ等による記録を行い、広報資料等に活用をいたします。またメディア等による取材等が入ることもあります。受講者の方は本事項をご承諾いただくようお願いいたします。 ・本授業では情報検索やプレゼンテーション等を行うため、パソコンを利用します。インターネット接続が可能なもの(ネットワーク接続は授業を行う場所の環境を利用)、表計算やプレゼンテーション資料が作成可能な環境(例:Word, Excel, PowerPoint等)の準備をお願いします。
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(9)質問,相談への対応 | ・授業に関する質問や相談は授業中あるいは終了後に受けます。 ・授業に関する連絡事項はeALPS、メールでの連絡をいたします。 ・時間外は、Face Book MessengerやLINEなどのSNSを使って、メンターと協力して受け付けます。 ・別途、対面での相談がある場合は日時を調整して対応します。 メール:yhayashi@shinshu-u.ac.jpへ連絡をお願いします。 研究室:共通教育第1講義棟南校舎4F研究室(0263-37-2967) ※担当教員は、外出や打合せが多いため対面相談の場合は事前アポをお願いします ・なお、電子メール等の送付の際には、要件や氏名、などそれぞれのツールに併せて、最低限のビジネスマナーやリテラシーに則った文章等で送付すること
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(10)授業への出席 | 2回連続で一つの授業セクションとする回もあります。 原則、履修する授業の全ての回に出席することを基本とします。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | ・ワークショップ等、代替や補充ができない内容もありますので、欠席理由とともに教員に御相談ください。 |
【教科書】 | 指定しない。専用のプレゼンテーション及び資料の配布を行います。 |
【参考書】 | 指定しない。専用のプレゼンテーション及び資料の配布を行う
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【添付ファイル】 |
なし |