(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・OJT(On the Job Training)方式で企画・運営を実践することで、目的設定や課題整理の重要性を経験的に理解し、現場で生じる予測不可能な事態等に対応する柔軟性、臨機応変な対応力を身に付けることができる。
・企画・運営の実践を通じて事業の全体把握やタスク管理、チームで働く力を身につけることができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | 学生が主体となって、500人以上の地域企業や学生が参加する「大しごとーくin信州」(11月に実施予定)の運営(企画)を実践する。 大しごとーくでの経験を踏まえて、その時々のローカル・イノベーションに必要な視点を学生や教職員・地域と共有する場「ローカル・イノベーション・フォーラム」の企画・運営を実践します。 OJT(On the Job Training)方式で、会場確保から基調講演者の調整、進行台本等の作成、チームメンバーの適切な役割分担や協働のマネジメント等を学生が主体となって実施します。 なお、本授業は、①担当教員(起業経験/企業実務経験あり)②外部講師(実務者)により実施されます。なお、本授業は、①担当教員(起業経験/企業実務経験あり)②外部講師(実務者)により実施されます。 |
(3)授業のキーワード | コミュニケーション、課題発見・解決、論理的思考、グループワーク、マネジメント、On the Job Training、企画・運営、地域志向、地域課題、地域再生、地域活性化、地方創生、ローカル・イノベーション、全学横断特別教育プログラム、リサーチ・リテラシー、ケースメソッド、フィールドワーク、レポートのフィードバック、実務経験、COC+R(or 大学による地方創生人材教育プログラム構築事業)、ENGINEプログラム |
(4)授業計画 | ①定例ゼミ 毎月1回(月曜日6限予定)定例のゼミ(原則参加)を開催する。 定例ゼミでは、集中授業のための基礎的な知識獲得を行うとともに、コース学生同士の交流や課外活動に関する連絡調整等をおこなう。 ②集中授業 ・大しごとーく:11月開催予定 ・ローカル・イノベータープレゼンテーション(FLIP):2月中旬までに実施 なお、各イベントの実施準備等はリーダーを中心に随時実施する。
第1回:プロジェクトの発足(ブレインストーミング) ・ゴールの共有 ・実施体制・役割分担 ・タスクの洗い出し 第2回:各グループのリーダー決定 ・作業内容の確認(企画・渉外・広報・他) ・スケジュールとタスクの作成 ・情報共有方法の決定 第3回:マネジメント ・PDCAサイクル ・リサーチ ・ホウ・レン・ソウ 第4-9回:各グループの作業 ・定例ミーティング ・進捗管理 第10-11回:前日準備 ・会場準備 ・印刷物 ・音響 ・発表資料 ・進行台本 ・リハーサル 第12-14回:当日運営 ・司会 ・発表者対応 ・タイムキーパー ・記録・撮影 ・メディア対応 第15回:反省会 ・成功点 ・改善点 ・報告書(広報誌) 第16回:報告機会 ・発表資料作成 ・発表会(例:中部地区学生発表会など) なお、日程については参加学生のスケジュールにより調整することがある。 ○最終授業日に授業アンケートを実施します。 |
(5)成績評価の方法 | 以下の〔1〕から〔5〕の総合点を基に判定を行う 〔1〕課題設定[マインド形成]=25点 〔2〕ネットワーク形成[スキル形成]=25点 〔3〕マネジメント実践[アビリティ形成]=25点 〔4〕イベント運営[総合]=25点 〔5〕追加評価[参加態度・行動評価]=最大10点 ○全て完全に達成した場合は110点となりますが、単位認定上の上限は100点となります ○事情なく欠席する場合は1回ごとに5点マイナスをします。
なお、〔1〕から〔5〕の各評価は、以下の観点から評価し、積み上げる。 ・主体性:主体的に活動できているか…5点 ・知識利用:各評価視点について講義内容で得た知識が活用されているか…5点 ・伝達能力:報告・連絡・相談が実施できているか…5点 ・企画構想力:自身の考え・新しい見解を提案し、教員を感心させることができる…5点 ・情熱力:取り組み課題に対して最大限のパフォーマンスを果たす努力をしているか…5点 |
(6)成績評価の基準 | 総合的な評価点は次のように位置づけられる ■90点以上:秀(基準から卓越している) ■80点以上:優(基準よりも、かなり上にある) ■70点以上:良(基準よりも、やや上にある) ■60点以上:可(基準を満たしている) ■59点以下:不可(基準を満たさない)
◆本授業は、ENGINEプログラム認定科目である。 ENGINEプログラムの評価指標として以下の項目を設定する。 【創新】 目的を設定する力(レベル3) ・自分の役割の中でタスクや達成目標を設定することができる。 変わり続ける力(レベル5) ・変化し続ける状況に対応し、目標や行動を設定することができる。 【連携】 繋ぎ合わせる力(レベル5) ・自分の専門と異分野の物事の連関から発展させて新たなテーマを考え出すことができる 巻き込む力(レベル3) ・メンバーと協働しながら物事に取り組むことが出来る ・相手を動かすための合理的な説明をすることができる 役割を果たす力(レベル5) ・自らができることを客観的に捉えて、自分と他者の行動が促進されるための働きかけをできる。 【突破】 粘り強くやり抜く力(レベル3) ・プログラム期間中はミーティングに参加し主体的に取り組むことが出来る 失敗を恐れず挑み続ける力(レベル3) ・自分がやったことがない役割に挑戦することができる ・自分が対峙したことがない課題に対し、周りと相談をしながら取り組むことができる。
※ENGINEプログラムのルーブリックは以下で確認できます。 https://www.shinshu-u.ac.jp/project/sd/assets/images/top/ENGINErubric_v1.0.pdf |
(7)事前事後学習の内容 | (7)事前事後学習の内容 ・本授業は2単位科目であり、学修要件として90時間が必要とされています。そのため授業時間に加えて、理解を深めるために授業時間外で60時間以上の学びが必要となりますので、積極的に様々な知識を身に付けるよう努力をしてください。 ・資料づくりについて: 予習・復習のレポートをまとめる際に、自身の考えだけでなく、それを補強・裏付けするための各種データや画像等の引用を行うことが求められます。引用時には出典を明らかにし、自身の考えと引用部分が明確に分かるようにすること。 ・授業参加への態度について:演習形式、グループワークなどを取り入れるため授業参加への態度を評価に加えます。積極的なコミットメント(率先して発表するなど)は加点とするが、非協力的な態度等についてはマイナスすることもあります。 |
(8)履修上の注意 | (8)履修上の注意 ・本授業は、全学横断特別教育プログラム「ローカル・イノベーター養成コース」専用科目です。また通常の開講とは異なり、集中型ですので、受講登録漏れ等には十分に注意をしてください。 ・本事業では、「主体的に考え、地域・社会を創造する志向」を養うことを目指します。そのため、授業を受講するにあたって必要な基礎知識を事前に学習することを前提とします。受講者には新聞・書籍・論文・インターネットなど各種メディアを使って関連する知識を収集し、整理をすることを求めます。情報の利用にあたっては出典等を確認し、妥当なものを用いることに注意してください。 ・本授業では写真やビデオ等による記録を行い、広報資料等に活用をいたします。またメディア等による取材等が入ることもあります。受講者の方は本事項をご承諾いただくようお願いいたします。 ・本授業では情報検索やプレゼンテーション等を行うため、パソコンを利用します。インターネット接続が可能なもの(ネットワーク接続は授業を行う場所の環境を利用)、表計算やプレゼンテーション資料が作成可能な環境(例:Word, Excel, PowerPoint等)の準備をお願いします。 ・本授業は、「ENGINEプログラム」のキャリア形成フェーズ対象科目です。 |
(9)質問,相談への対応 | ・定例ゼミ中あるいは終了後、また、メールやコース生用LINE等により随時受け付けます。 ・上記時間や方法以外で別途相談がある場合は日時を調整して対応します。 ・共通教育第1講義棟北校舎2Fキャリア教育・サポートセンター教員室(0263-37-3348) ・共通教育第1講義棟南校舎4F林研究室(0263-37-2967) ・日時調整は、メール:career@shinshu-u.ac.jpへ連絡をお願いします。 (なお、教員室等へ直接おこし頂くことも可能ですが、あらかじめアポをお願いします) |
(10)授業への出席 | 全ての回に出席することを前提とします。他キャンパスからの受講も可能なためオンラインを併用します。授業の出欠は,毎週の課題の提出で確認します。なお,止むを得ない事情により提出などができなかった場合は,授業後に担当教員に申し出てください。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | eALPSに掲載する授業の動画を視聴し、課題に取り組むことを学修の補充とする。 |
【教科書】 | 指定しない。随時資料の配布を行う |
【参考書】 | 必要に応じて授業の中で紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |