(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 日本語と英語を使い、他者とコミュニケーションを取ることができるようになる。 |
|
(2)授業の概要 | 4つの長篇と56の短篇からなるホームズ物語のうち、『ストランド誌』への連載をきっかけに一躍人気を博した代表的短篇をとり上げ、シドニー・パジェットによる挿し絵が添えられたオリジナルテクストを読み解く作業を中心に授業を進める。グループワークも併せて行う。その際、英文の内容と味わいを達意の日本語で表現するために、英和辞典、国語辞典をはじめ、各種の辞典類も充分に活用してもらいたい。また英国のグラナダテレビによって製作された定評ある映像化作品も随時視聴し、原作テクストとの比較も試みたい。 |
(3)授業のキーワード | シャーロック・ホームズ、原書講読、グループワーク |
(4)授業計画 | 第1回:ガイダンス 第2回:ホームズ作品成立の背景(1) 第3回:テクストの講読(1)と作品成立の背景(2) 第4回:テクストの講読(2)と作者の伝記について(1) 第5回:テクストの講読(3)と作者の伝記について(2) 第6回:テクストの講読(4)とホームズものの長篇について 第7回:テクストの講読(5)とホームズものの短篇について 第8回:テクストの講読(6)と『ストランドマガジン』について 第9回:テクストの講読(7)とホームズの推理について 第10回:テクストの講読(8)と世紀末について 第11回:テクストの講読(9)と芸術至上主義について 第12回:テクストの講読(10)とダンディズムについて 第13回:テクストの講読(11)とホームズの人間像(1) 第14回:テクストの講読(11)とホームズの人間像(2) 第15回:まとめ:ホームズの人間像(3)と映像化作品 第16回:期末テスト *受講生の理解度等により、各回の計画を変更することがあり得る。
|
(5)成績評価の方法 | 演習、課題・グループワークへの取組みの姿勢など(50%) 期末テスト(50%) |
(6)成績評価の基準 | 授業で解説した内容と同レベルの問題が
60%以上解ければ「合格水準にある(可)」 70%以上解ければ「合格水準よりやや上にある(良)」 80%以上解ければ「合格水準よりかなり上にある(優)」 90%以上解ければ「卓越している(秀)」
とみなす。
|
(7)事前事後学習の内容 | 予習は原書講読ゼミの準備として不可欠なものであるので、英和辞典、英英辞典等、辞書類を充分に活用して事前学習を行ってほしい。また事後の復習も、英語の形式面、内容面での新たな知見や情報を整理し、定着度を高めることに役立つので、毎回の授業内容を必ず振り返る習慣をつけてほしい。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 名作、名文に親しむことを通じて、日頃から英語と日本語の表現力、語彙力の向上に努めるとともに、予習を欠かさず、図書館等での資料収集や調査なども積極的に行ってほしい。 |
(9)質問,相談への対応 | 質問や相談は、授業後に教室で受けつけるが、水曜日の12:10から13:00をオフィスアワーとしているので、研究室(共通教育棟3南階)でも対応する。ただし、会議などで不在の場合もあるため、あらかじめメール等でアポイントメントを取ってもらうことが望ましい。メールアドレス等は、初回のガイダンス時に伝える。 |
(10)授業への出席 | 授業はすべての回に出席することを基本とし、この授業の達成目標に到達するためには12回以上の出席が必要です。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、学習の補充の指示をしますので共通教育窓口に申し出てください。 |
【教科書】 | 以下の教科書を使用する予定であるが、詳細については初回のガイダンス時に伝える。
C・ドイル 『6個のナポレオン像他一篇』 、 研究社、 2017年 (ISBN: 978-4-327-01956-3)
|
【参考書】 | 指定しないが、必要に応じて授業で紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |