(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | ・世界の多様な文化・思想に関する幅広い知識を涵養し、さらにそれについての見解を持つ事ができるようになる。
・異文化理解を深め、受容力を養うことができる。 |
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(2)授業の概要 | 17世紀から20世紀にかけての、いくつかのフランス文学作品をグループごとに読解します。作者や作品の粗筋、執筆背景、興味を持った点などについてプレゼンをした後に、皆で討論をします。 |
(3)授業のキーワード | ヨーロッパ文学、仏文学・仏語圏文学、グループワーク |
(4)授業計画 | 各授業回に挙げてある作品について、グループごとにプレゼンテーションを行います。 授業計画通りに進行する予定ですが、履修者の理解度に合わせて、臨機応変に対応することもあります。
1.オリエンテーション 授業の目的、学習計画等確認 2.ペロー『赤ずきん』、グループ作成 3.ペロー『青ひげ』 4.モリエール『タルチュフ』 5.アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』 6.ボーマルシェ『フィガロの結婚』 7.ベルナルダン・ド・サン・ピエール『ポールとヴィルジニー』 8.バルザック『ゴリオ爺さん』 9.ジョルジュ・サンド『愛の妖精』 10.フローベール『ボヴァリー夫人』 11.モーパッサン『脂肪のかたまり』 12.ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』 13.コクトー『恐るべき子供たち』 14.サン・テグジュペリ『星の王子さま』 15.カミュ『異邦人』/ 授業アンケート |
(5)成績評価の方法 | ・発表内容:40点 ・討論への参加:10点 ・期末課題:50点 これらを総合して評価します。 |
(6)成績評価の基準 | 発表内容40点:担当する作品の「あらすじと登場人物」「作者」「時代背景」「魅力」などに関するプレゼンテーションを40点満点で評価します(グループ点:20点/個人点:20点)。 討論への参加10点:作品への感想や他のグループの発表に対する意見内容、討論への参加態度を10点満点で評価します。 期末課題50点:作品を1つ選び、書評を作成します。1)書評としての形式が整っており、2)作品の本質をついた紹介ができており、3)作者について適切に紹介されており、4)時代背景について適切に解説されており、5)その上で自分の意見・感想が明確に提示できており、かつ教員を感心させるレベルにあれば「卓越している」と見なされます。1)~5)の5項目を満たしていれば「かなり上にある」、4項目を満たしていれば「やや上にある」、3項目を満たしていれば「合格水準にある」と見なされます。 |
(7)事前事後学習の内容 | 翻訳でよいので、授業中に指示した作品を読んでおきましょう。 自分がプレゼンテーションに当たった時は、配布資料を自分たちで作成することになります。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 遅刻は授業開始後~30分まで、授業が始まって30分経ってから入室した場合は欠席扱いになります。 プレゼンテーションは、グループメンバー同士協力し合って、早めに準備をしましょう。 自分がプレゼンを担当する作品や、書評を書く作品については、各自が入手する必要があります。
課題については、提出期限に遅れたものは、基本的には受理しません。 |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワー、メールアドレス:e-ALPSに提示します。 質問は基本的にメールにて受け付けます(土日と休日は返信しません)。 |
(10)授業への出席 | 全ての回に出席することを基本とします。この授業の達成目標に到達するためには10回以上の出席が必要です。 「出席停止」および「学修の補充の対象とする事由」に該当する際は,その旨の申請があり,指示された学修の補充に取り組んだ場合にのみ,上記10回のうちの出席と認めます。 (申請については,翌授業日までに学修の補充に取り組むことを考慮し,基本的に「授業日を含めて4日目まで」とする。)
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(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | ・プレゼンテーションがメインの授業です。授業の性質上、補充はできません
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【教科書】 | 特にありませんが、発表を担当する作品や、書評を作成する作品は、各自で入手してもらうことになります。 |
【参考書】 | 横山安由美/朝比奈美知子編著,『はじめて学ぶ フランス文学史』,ミネルヴァ書房, 2002年, 2800円+税, ISBN 978-4-623-03490-1
※ 参考書の購入は任意です。詳しくはオリエンテーションで説明をします。 |
【添付ファイル】 |
なし |