(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 的確に情報を収集し,理解し,発信する力 | ⇔ | 哲学的文献を解読し,その背景となる情報を収集,理解し,他の参加者に対して自らの意見を発信し,討議することができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | 授業形態:演習形式。 テーマ:世界哲学。 全体のイントロダクションの後,教科書の各章に対する発表と討議を中心に進めていきます。1回の授業では発表者と指定討議者(計10名)を割り当てます。それ以外の参加者は授業後にe-ALPSに意見を書きこむことで「出席」とします。つまり,3回に一回は必ず発表・指定討議者になります。詳しくは【事前事後学習の内容】【履修上の注意】をよく読んでください。 |
(3)授業のキーワード | 哲学,比較哲学,世界哲学,グループワーク |
(4)授業計画 | 第01回:イントロダクション―比較哲学とは何か 第02回:発表の方法等に関するガイダンス・発表順の決定 第03回:第1章「世界哲学への誘い」 第04回:第1章「世界哲学とは何か」 第05回:第2章「世界を生きる哲学」 第06回:第3章「翻訳のディレンマ」 第07回:第3章「翻訳としての哲学」 第08回:第4章「哲学の普遍性」 第09回:第5章「世界を揺るがすアフリカ哲学」 第10回:第6章「世界哲学としての現代分析哲学」 第11回:第7章「東アジア哲学への視座」 第12回:第8章「インドとギリシアの出会い」 第13回:第8章「ミリンダ王の問い」 第14回:第9章「ギリシア哲学という基盤」 第15回:第10章「対話と挑戦としての世界哲学」・授業アンケート |
(5)成績評価の方法 | 成績は、最終レポート6割、発表と質疑応答の内容4割で総合して判定します。その際,「授業のねらい」で記した通り,各自の発表やそれに対するコメント,グループ討議を通して,哲学的なテーマに対して,それぞれが問題を発見し,文献を調べ,その内容を吟味して自らの意見を構築するプロセスが身についたかどうか,を評価の基準としています。
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(6)成績評価の基準 | 発表・レポートに関しては、与えられたテキストの理解(要約)ができていることを水準とし、そこから関連する文献等を調べていることができてれば,「やや上にある」、さらに自己の見解を筋道を立てて論述できていれば、「かなり上にある」、さらに優れた問題設定がなされていれば、「卓越している」と判断します。 |
(7)事前事後学習の内容 | 発表者:教科書の担当範囲に関して,その内容および背景となる情報等を整理して,自分の見解を織り込んだ発表レジュメあるいはスライドを前日までに準備します。この発表内容が授業の土台になります。準備には最低5時間は必要になります。 指定討論者:教科書の担当範囲を十分に予習して,発表に対する疑問・コメントをあらかじめ用意しておきます。発表者とのあいだでできるだけ生産的な議論が組み立てられるようにしてください。 それ以外の参加者:授業での討論に対する自分の意見をe-ALPSにその日のうちに書き込みます。書き込みがなければ,授業に出席していても「欠席」とみなします。 |
(8)履修上の注意 | (1)哲学(西洋哲学だけでなく東洋哲学やその他の哲学もふくむ)に対する興味・関心があることが大前提です。「哲学」という単語からの連想で安易にこの授業を選択すると後悔することになります。授業内容を確認したうえで履修するかどうかを決めてください。 (2)自分の意見を勇気をもって発言する力がない人には退席を命じることがあります。ただ座っていればよい,という授業ではありません。 (3)無断欠席・遅刻がないようにしてください。事前(やむをえない場合は事後に)教員にメールで連絡してください。連続する場合はこちらの判断で「不可」とします。 (4)私語・居眠りなど,明らかに授業に参加する意志がないものとみなされる場合には,その段階で「不可」と判定します。
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(9)質問,相談への対応 | メール(smoriyam@shinshu-u.ac.jp)で受け付けます。 |
(10)授業への出席 | この授業の出席/欠席の基準は「授業への積極的な参加」です。担当回で発言がない場合や,e-ALPSへの書き込みがない場合は「欠席」扱いとなります。ただし,必要となる出席回数は特に定めません。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 授業内容に関する資料はすべてe-ALPSにアップしてあります。出席できない場合はe-ALPSの資料で学修の補充とします。 |
【教科書】 | 納富信留『世界哲学のすすめ』筑摩書房,2024年,ISBN: 978-4-480-07604-5,価格:1210円 |
【参考書】 | |
【添付ファイル】 |
なし |