(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | 消費社会における環境問題を理解し,先進的な持続可能な消費文化を探索することで基礎的な専門知識を修得し,その視点から現代社会の持続可能性について洞察できるようになる。
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(2)授業の概要 | 「消費社会」やそれに関連する概念「消費文化」「消費主義」などを明確にした上で,消費社会の起源,歴史的事例,基本構造を詳説する。さらに,消費社会が人間の社会,文化にもたらす多様な問題・現象について論じる。 |
(3)授業のキーワード | ライフスタイル,社会意識,資本主義,デジタル化 |
(4)授業計画 | 以下のとおり,各回,設定したテーマについてパワーポイントを利用した講義をおこなう。
授業内容の理解を深め,授業のテーマについて問題意識の涵養を促するため,リアクション・ペーパー(授業感想文ではなく,事例考察)を,毎回用意する。
また,第15回では,授業内容の理解を確認し,授業で扱ったテーマについて事例を考察する最終レポートに取り組む。
第1回(4/16) 基礎概念 第2回 (4/23)歴史的事例 第3回 (4/30)現代の事例 第4回 (5/7)欲求と機能 第5回 (5/14)消費プロモーション 第6回 (5/21)イノベーション 第7回 (5/28)消費社会の諸問題 第8回(6/4) 消費社会の人間像 第9回 (6/11)モダン消費文化――マクドナルド化 第10回 (6/18)ポストモダン消費文化――ディズニー化 第11回 (6/25)ポスト・ポストモダン消費文化――文化的消費・社会的消費 第12回 (7/2)リスク社会化と消費文化 第13回 (7/9)情報化(ICT化/デジタル化)と消費文化――アマゾン化 第14回 (7/16)消費社会と持続可能性,最終レポート出題(〆切:7/30,17時,提出先:eALPS) 第15回 (7/23)今後の展望,授業アンケート |
(5)成績評価の方法 | 「卓越している」:リアクションペーパーと最終レポート評価の合計が90点以上(授業目標を9割以上達成している) 「かなり上にある」:リアクションペーパーと最終レポート評価の合計が80点以上(授業目標を8割以上達成している) 「やや上にある」:リアクションペーパーと最終レポート評価の合計が70点以上(授業目標を7割以上達成している) 「水準にある」:リアクションペーパーと最終レポート評価の合計が60点以上(授業目標を6割以上達成している)
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(6)成績評価の基準 | リアクションペーパー(事例考察)の基準(6点満点) 授業で扱った概念を正確に理解している(2点) 適切な事例を取り上げている(2点) 概念を適切に用いて論理的に考察,記述している(2点)
最終レポートの基準(10点満点) 授業の内容を正確に理解している(3点) 適切な事例を取り上げている(3点) 概念を適切に用いて論理的に考察し,議論を深めている(4点)
以上をとおして,現代の消費社会,消費文化の様態,問題点を理解し,持続可能な経済社会について,社会学的視点から考え,問題提起できるようになっているかを評価する。 |
(7)事前事後学習の内容 | 授業内容を体系的に理解するため,授業前,授業後に教科書を熟読すること。
また,授業内容について習得した知識の応用力を高めるため,授業後に身近な事例の考察をおこなうこと。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 授業支援にeALPSを用い,受講生にメールで連絡や指示をする場合があるので,eALPSの利用,信大ドメインのメールのやりとりが円滑にできるようにしておくこと(携帯電話でのメール受信設定など)。
15回の授業のうち,5~7回程度はオンライン(ライブ授業@Zoom+授業動画の5日間程度の期間限定公開,ライブ授業@Zoom,もしくは授業動画の視聴による授業の受講)を予定しています。詳細は授業中に説明,指示します。
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(9)質問,相談への対応 | 授業の前後に対応する。また,メールでも随時対応し,必要・要望に応じて昼休みに対面での面談も行うようにする。 |
(10)授業への出席 | 全ての回に出席することを前提とします。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなってください。 |
【教科書】 | 間々田孝夫ほか,『新・消費社会論』,ISBN:4641174616,有斐閣,2021年 |
【参考書】 | 授業中に適宜紹介する。 |
【添付ファイル】 |
なし |