(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | 言語事象に対する科学的観察力と、言語による論理的説明力の獲得。 |
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(2)授業の概要 | 日本語(言語)の音・かたち・文法など様々に面において、トピックとなることをとりあげ、それを考察していく。具体的にはテキストのトピックを「従」として、その理解を促がす解説を「主」としながら授業をすすめていく。よって、事前にテキストを読んでくることが前提となる。テキストには短いエッセイがいくつかあるが、どのエッセイを扱うかは、前の授業で指示する。 |
(3)授業のキーワード | 日本語の歴史 ことばの変化 言語システム 語源
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(4)授業計画 | この講義は、喩えていえば、スタジオ録音をCDで再生するものではなく、即興性の高いライヴである。受講生が講義の進展に参加する「参加型授業」ですから、授業中の質問は大歓迎。また、授業参加者は、毎回、その日の授業のポイントと質問(なければ感想)を書いて提出。これは、最低限の「双方向性」を実現するためのもの。一方的な授業では、誤解は放置され、質問は封鎖され、時間の浪費に過ぎない。本授業では量よりも質を重視しするので、授業参加者全員が十全に理解できるまで、解説・説明・質問を加えることを厭わない。よって、以下に示す授業内容にかける時間は区々になり、また順序が入れ替わったり、話の進み具合でテキストにはない別の話題が入ったりする。
・ガイダンス(第1週) ・音に関するはなし(第2~7週) 「言語音」を記述するのはどうするのか? 古代日本語のハ行子音は [p] だった? 濁音の不思議 ・文法に関するはなし(第8~11週) 変格活用・不規則変化はなぜあるのだろう? ・語史・語源に関するはなし(第12~15週) 鳥の名前と鳴き声 ブタの語源 ・試験(第16週) ・授業アンケート |
(5)成績評価の方法 | 授業のねらいで示したように「思考プロセス(謎解きプロセス)自体を理解」し、それを自らの表現としてアウトプットできる能力が問われる。試験は記述式であるので、自身の理解の言語化の適切さの水準によって評価する。 |
(6)成績評価の基準 | 最終的な試験が全てであるが、出席は当然の前提と考えること。 (ⅰ)授業の趣旨をきちんと理解し、積極的かつ適切にアクティヴィティに参加し、(ⅱ) 理解内容が正確に言語化され、かつ意欲的なものであれば「卓越している」と評価する。以上の項目すべてに関して妥当性が認められる場合は「やや上にある」、総合的に見て妥当性が認められる場合は「その水準にある」と評価する。
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(7)事前事後学習の内容 | 事前には配布されたテクストをよく読んでくること。 事後は、ノートの確認をし、次回の最初に行われる質問への回答をきちんとノートすること。 その上で判然としないことは、リアクションペーパーや口頭で質問をすること。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。
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(8)履修上の注意 | 特にない。事前にテキストを購読し、遅刻せずに授業に積極的に参加できれば、それでよい。
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(9)質問,相談への対応 | 基本は、講義中の質問および受講シート(リアクションペーパー)で対応する。 授業外での対応は、口頭・メールなどでアポイントメントをとってから。
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(10)授業への出席 | 全ての授業参加によって理解が促されるように授業設計をしていますので、全授業参加が前提です。しかし、体調不良など欠席せざるを得ない場合もあるでしょう。その場合は、授業後e-ALPSに掲げる資料での自習を以て「出席」に準ずるものとみなします。 |
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請をおこなってください。 |
【教科書】 | 必要に応じてテキストは、e-ALPSで配布する。 |
【参考書】 | 授業中に随時紹介する。
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【添付ファイル】 |
なし |