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開講年度 2024年度 登録コード G2B40304
授業名 日本文学概論
Japanese literature : lecture
担当教員 鈴木 球子 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 水1 講義室 共通教育43講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 非該当
授業で学べる「テーマ」 芸術文化、多文化協働
全学横断特別教育プログラム グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(日本理解)
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力・古典文学作品の読解を通じて、文化、思想、歴史に関する素養を習得し、さらにそれに対して多視点的な考察ができるようになる。
(2)授業の概要日本の近世~近代初期文学の中から、代表的な作品を幾つか取り上げ紹介し、それらを支える歴史的背景や文化・思想的背景について解説します。
「近代化」とはどのような変化だったのかを、文学資料を通して説明します。
授業内容は大まかに「授業計画」で示す通りですが、履修者の理解度に合わせて、臨機応変に対応します。
(3)授業のキーワード日本文学、近世文学、近代文学
(4)授業計画1.オリエンテーション
2.御伽草子、仮名草子についての講義
3.浮世草子についての講義
4-5.井原西鶴の諸作品についての講義
6-7.近松門左衛門の諸作品についての講義
8.初期俳諧:連歌~俳諧の誕生までの流れを理解する
9.松尾芭蕉の『奥の細道』についての講義
10.上田秋成の『雨月物語』についての講義
11.前期戯作についての講義
12.後期戯作についての講義
13.明治開化期文学についての講義
14.近代文学と小説についての講義
15.総復習, 補足資料の解説/授業アンケート

中間レポート:7回目の授業終了後にテーマを発表する。提出締切は約1か月後とする。
期末レポート:12回目の授業終了後にテーマを発表する。提出締切は約1か月後とする。
(5)成績評価の方法・平常点(「成績評価の基準」を参照):30点
・中間レポート:20点
・期末レポート:50点
これらを総合して評価する。

※ 提出期限に遅れたものは、原則、受理しません。
(6)成績評価の基準平常点30点:e-ALPS上で実施するグループワークへの参加度合、その際に授業内容をどれだけ踏まえて意見交換できているか、などを評価します。
中間レポート20点:授業に関連したテーマで文章を作成してもらい、合計20点に換算します。
期末レポート50点:与えられたテーマについてのレポートを提出してもらい、合計50点に換算します。

2つのレポートはいずれも以下の5項目にそって採点されます。また、規定分量より大幅に少なかった場合、評価の対象にしません。
1)レポートとしての形式が整っているか、2)課題を理解した上で、テーマを適切に設定しているか、3)扱っている問題の背景を説明できているか、4)既存の学説が提示する解決法を適切に把握できているか、5)その上で自分の見解を明確な論旨で提示できており、かつ教員を感心させるレベルにあるか

総合得点が90点を越えれば「卓越している」、80点を越えれば「かなり上にある」、70点を越えれば「やや上にある」、60点を越えれば「合格水準にある」と見なされます。
(7)事前事後学習の内容授業中に配布する資料は、必ず読みましょう。また、関連する評論なども、読んでおきましょう。
e-ALPS上で行われるグループワーク(フォーラムへの書き込みなど)に、必ず参加しましょう。

※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意予・復習として、授業中に配布する資料をしっかり読むこと。
関連文献や評論などは、適宜授業中に紹介します。
授業にただ出席して、ノートをまとめるだけではなく、予・復習をしっかりして、積極的に自分から資料を調べ、読むことが求められます。
遅刻は授業開始後~30分まで、欠席は授業開始30分以後。
(9)質問,相談への対応オフィスアワー、メールアドレス:e-ALPSに提示します。
質問は基本的にメールにて受け付ける(土日、休日は返信しない)。
(10)授業への出席全ての回に出席することを基本とします。この授業の達成目標に到達するためには10回以上の出席が必要です。
「出席停止」および「学修の補充の対象とする事由」に該当する際は,その旨の申請があり,指示された学修の補充に取り組んだ場合にのみ,上記10回のうちの出席と認めます。
(申請については,翌授業日までに学修の補充に取り組むことを考慮し,基本的に「授業日を含めて4日目まで」とする。)
(11)授業に出席できない場合の学修の補充感染症報告システムに登録し「出席停止」と判断された場合は,健康安全センターからのメールを教員に転送して,学修の補充に関する指示を受けてください。
「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,『共通教育履修案内』に掲載されている方法により補充を受けるための申請を,共通教育窓口で行ってください。
【教科書】特になし
【参考書】小西甚一著,『日本文学史』,講談社学術文庫,1993年, 1100円,ISBN 4-06-159090-1
柄谷行人著,『日本近代文学の起源』,岩波現代文庫, 2008年,1562円,ISBN 978-4006002022


※ 参考書の購入は任意です。授業の補足として読んでおくと、理解が深まります。詳細は授業中に説明をします。
【添付ファイル】 なし



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