(1)授業の達成目標 | 授業で得られる「学位授与の方針」要素 | ⇔ | 【授業の達成目標】 | 大学DP | 学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力 | ⇔ | ・古典文学作品の読解を通じて、文化、思想、歴史に関する素養を習得し、さらにそれに対して多視点的な考察ができるようになる。 |
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(2)授業の概要 | 日本の近世~近代初期文学の中から、代表的な作品を幾つか取り上げ紹介し、それらを支える歴史的背景や文化・思想的背景について解説します。 「近代化」とはどのような変化だったのかを、文学資料を通して説明します。 授業内容は大まかに「授業計画」で示す通りですが、履修者の理解度に合わせて、臨機応変に対応します。 |
(3)授業のキーワード | 日本文学、近世文学、近代文学 |
(4)授業計画 | 1.オリエンテーション 2.御伽草子、仮名草子についての講義 3.浮世草子についての講義 4-5.井原西鶴の諸作品についての講義 6-7.近松門左衛門の諸作品についての講義 8.初期俳諧:連歌~俳諧の誕生までの流れを理解する 9.松尾芭蕉の『奥の細道』についての講義 10.上田秋成の『雨月物語』についての講義 11.前期戯作についての講義 12.後期戯作についての講義 13.明治開化期文学についての講義 14.近代文学と小説についての講義 15.総復習, 補足資料の解説/授業アンケート
中間レポート:7回目の授業終了後にテーマを発表する。提出締切は約1か月後とする。 期末レポート:12回目の授業終了後にテーマを発表する。提出締切は約1か月後とする。 |
(5)成績評価の方法 | ・平常点(「成績評価の基準」を参照):30点 ・中間レポート:20点 ・期末レポート:50点 これらを総合して評価する。
※ 提出期限に遅れたものは、原則、受理しません。 |
(6)成績評価の基準 | 平常点30点:e-ALPS上で実施するグループワークへの参加度合、その際に授業内容をどれだけ踏まえて意見交換できているか、などを評価します。 中間レポート20点:授業に関連したテーマで文章を作成してもらい、合計20点に換算します。 期末レポート50点:与えられたテーマについてのレポートを提出してもらい、合計50点に換算します。
2つのレポートはいずれも以下の5項目にそって採点されます。また、規定分量より大幅に少なかった場合、評価の対象にしません。 1)レポートとしての形式が整っているか、2)課題を理解した上で、テーマを適切に設定しているか、3)扱っている問題の背景を説明できているか、4)既存の学説が提示する解決法を適切に把握できているか、5)その上で自分の見解を明確な論旨で提示できており、かつ教員を感心させるレベルにあるか
総合得点が90点を越えれば「卓越している」、80点を越えれば「かなり上にある」、70点を越えれば「やや上にある」、60点を越えれば「合格水準にある」と見なされます。
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(7)事前事後学習の内容 | 授業中に配布する資料は、必ず読みましょう。また、関連する評論なども、読んでおきましょう。 e-ALPS上で行われるグループワーク(フォーラムへの書き込みなど)に、必ず参加しましょう。
※この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 予・復習として、授業中に配布する資料をしっかり読むこと。 関連文献や評論などは、適宜授業中に紹介します。 授業にただ出席して、ノートをまとめるだけではなく、予・復習をしっかりして、積極的に自分から資料を調べ、読むことが求められます。 遅刻は授業開始後~30分まで、欠席は授業開始30分以後。 |
(9)質問,相談への対応 | オフィスアワー、メールアドレス:e-ALPSに提示します。 質問は基本的にメールにて受け付ける(土日、休日は返信しない)。 |
(10)授業への出席 | 全ての回に出席することを基本とします。この授業の達成目標に到達するためには10回以上の出席が必要です。 「出席停止」および「学修の補充の対象とする事由」に該当する際は,その旨の申請があり,指示された学修の補充に取り組んだ場合にのみ,上記10回のうちの出席と認めます。 (申請については,翌授業日までに学修の補充に取り組むことを考慮し,基本的に「授業日を含めて4日目まで」とする。)
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(11)授業に出席できない場合の学修の補充 | 感染症報告システムに登録し「出席停止」と判断された場合は,健康安全センターからのメールを教員に転送して,学修の補充に関する指示を受けてください。 「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,『共通教育履修案内』に掲載されている方法により補充を受けるための申請を,共通教育窓口で行ってください。
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【教科書】 | 特になし |
【参考書】 | 小西甚一著,『日本文学史』,講談社学術文庫,1993年, 1100円,ISBN 4-06-159090-1 柄谷行人著,『日本近代文学の起源』,岩波現代文庫, 2008年,1562円,ISBN 978-4006002022
※ 参考書の購入は任意です。授業の補足として読んでおくと、理解が深まります。詳細は授業中に説明をします。 |
【添付ファイル】 |
なし |