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開講年度 2020年度 登録コード G1C10023
授業名 健康科学・理論と実践
Health science and Physical activity
担当教員 速水 達也 副担当 森田 洋
講義期間 後期 曜日・時限 月2 講義室 共通教育第1体育館 単位数 1
対象学生 SⅠ(理)【化,生:②】 授業形態 講義・実技 備考  
授業で学べる「テーマ」 多文化協働、健康長寿
授業で扱う「志向」(本学で重点的に育成するマインド) グローバル
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業のねらい授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力
・【2020年度以降カリキュラム対象】持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力
【授業の達成目標】
・自己実現の基本的手段である健康を維持するための知識・手段を修得する。
・共生社会の構成員として必要な、公衆衛生・障害・高齢者についての基礎的知識・態度を修得する。
【授業のねらい】
健康であることは自己実現の手段のひとつである。どのような状態が自分にとって健全な状態であるのかを考え、大学生活だけでなく生涯にわたり、自己だけでなく社会全体の健康を維持増進するための健康科学の基礎的資質と健康を維持するための実践方法を習得する。
(2)授業の概要◆理論7回、実践8回で構成される。
【理論】
健康は個人,社会,地球環境にまたがる大きな課題である。この科目では在学中に留まらず、海外での生活を含めて生涯の心身の健康を維持し社会との関わりもつために必要な、基本的な健康や障害に対する知識を習得し、健康に留意した生活を実践する動機づけを行う。
7回の講義では、健康的な生活習慣を修得するための知識(飲酒、喫煙、感染症、生活習慣など),メンタルヘルスの基本、社会における人間関係,障害、認知症を中心とした高齢社会についての理解、海外(旅行、留学、就職)での健康リスクへの対処、性の健康と性感染症について、現職の臨床医と臨床心理士がその経験を活かして講義を行い、その後、自己学習を行いレポートを作成する。

【実践】
半セメスターの期間中に、体力測定及びウォーキング、ジョギング、エクササイズの方法などを実践し、運動習慣獲得のための導入を行う。身体に障害のある学生は別メニ ーとなるため、ガイダンスの日程等を9月頃に全学教育機構<公用掲示板>で確認すること。
(3)授業のキーワードフィジカルヘルス メンタルヘルス ダイバーシティ 障害 超高齢社会 認知症 薬物乱用 性の健康 実務経験
(4)授業計画【実践】
第1週 オリエンテーション(第1体育館)
第2週 体力測定1
第3週 体力測定2
第4週 ウォーキング
第5週 ウォーキング
第6週 ジョギング
第7週 エクササイズ
第8週 共通実践(12番教室)

【理論】
第9週 森田 洋 健康なキャンパスライフをすごすために必要な知識、態度
第10週  高橋 徹 メンタルヘルス概論
第11週 下平憲子 ライフスキルアップ
第12週 山崎 勇 ダイバーシティーと障害
第13週 森田 洋 認知症サポーター養成講座
第14週 森田 洋 薬物乱用、海外で安全に過ごすために必要な知識
第15週 森田 洋(山崎明美、金井誠)性感染症予防・正しい性の知識、授業アンケート
課題レポート用紙は理論講義最終日に配布し、7日後17時までに提出する。
(5)成績評価の方法理論、実践それぞれについて判定を行う(成績評価の基準を参照)。いずれかで不可となった場合は、単位は認定されない。
(6)成績評価の基準理論、実践の各々の評点(各50点満点)を合算する。
理論と実践の合計得点が、
 60点以上70点未満を「水準にある」
 70点以上80点未満を「やや上にある」
 80点以上90点未満を「かなり上にある」
 90点以上を「卓越している」
として、評価する。

【理論】
成績評価の基準
・授業への参加(取り組み・態度・理解度):25点
講義毎に小レポートを提出する。講義を理解し、事後学習すべき課題を見出しているかを評価する。授業開始10分以降の遅刻は欠席として扱う。

・最終レポート:25点 以下の基準で採点する
 テーマの自己学習にふさわしい文献、資料を検索し学習している(5点)
 自己学習が行われ、理解を深めている(300字以内 10点)
 学習した内容に対する自身の意見を明確に記載している(150字以内 5点)
 今後の健康にどのように役立てるかを具体的に記載している(150字以内 5点)


以上の合計得点を理論の得点(50点満点)とする。

【実践】
・授業への参加(取り組み・態度・理解度):60点
 授業内で与えられた課題を理解し、真摯に取り組み、実行できているかについて、授業毎に5点満点で評価する。
 全ての授業を通して、リーダシップや周りとの協調性、授業内容を発展させて考える態度、
 積極的な授業参加姿勢等を考慮し評価する。
 遅刻・早退は減点とする。

・小テスト:20点(5点×4回)
 授業で示した問題に対して、テキストの該当箇所の内容をすべて網羅して解答できている場合は5点とし、
 欠落した内容や適当でない内容に応じて、減点する。

・最終レポート:10点
 提示した課題について、まず条件を満たしていること(文字数等)が必要である。
 課題の内容をふまえており、自身の考えが明記できている場合は10点とし、
 欠落している内容に応じて、減点する。

・自主的な運動の記録:10点
 「20分のジョギングを週に3回」程度の運動を10点とし、実施内容や運動時間・強度・頻度に応じて評価する。
 なお、運動の実施が客観的に確認できる資料の提出が必要である。

各項目の詳細についてオリエンテーション時に説明するので、必ず出席すること。欠席した場合は、担当教員に必ず確認すること。
以上の合計得点を50点満点に換算する。
(7)事前事後学習の内容【理論】
理論の最終授業時にレポートを課す。そのための資料を収集しておくこと。
さらに、将来の健康管理にどのように役立てていこうと考えているか、明確に自覚することによって、事後学習を達成する。

【実践】
テキストの内容から小テストを実施する。それに備えるための予習を行なうこと。
また、実践の最終授業時にレポートを課す。そのための資料を収集しておくこと。
さらに、時間外の運動を促すことによって、事前事後学修を達成する。

※この授業は45時間の学修を必要とする内容です。従って,15時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意【理論】
毎時間出席をとる。出席は必須。10分以上の遅刻、早退は原則として欠席扱いとする。また、単位取得には5回以上の出席が必要。レポートの提出締め切りは各クラス最終コマから1週間以内とする。出席の不足もしくは期限内にレポートを提出しなかった場合は0点となる。

【実践】
毎時間出席をとる。身体に障害のある学生は別メニューとなるため、ガイダンス日程等の詳細について全学教育機構<公用掲示板>にて知らせるので注意すること。
(9)質問,相談への対応【理論】
原則として講義時に質問すること。森田洋 hmorita@shinshu-u.ac.jp

【実践】
e-mailで対応する。速水達也 hayamit@shinshu-u.ac.jp
【教科書】【理論】
指定しない

【実践】
杉本光公、速水達也, 廣野準一, 加藤彩乃
健康のためのウォーキング&ジョギング-身近な運動で元気なカラダづくり-, 三恵社,
2020
【参考書】【理論】
指定しない

【実践】
指定しない
【添付ファイル】 なし



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