(1)授業のねらい | 授業で得られる「学位授与の方針」要素
・【2020年度以降カリキュラム対象】学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力
・【2020年度以降カリキュラム対象】持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力
【授業の達成目標】
・自己実現の基本的手段である健康を維持するための知識・手段を修得する。
・共生社会の構成員として必要な、公衆衛生・障害・高齢者についての基礎的知識・態度を修得する。
【授業のねらい】 健康であることは自己実現の手段のひとつである。どのような状態が自分にとって健全な状態であるのかを考え、大学生活だけでなく生涯にわたり、自己だけでなく社会全体の健康を維持増進するための健康科学の基礎的資質と健康を維持するための実践方法を習得する。
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(2)授業の概要 | ◆実践8回、理論7回で構成される。 【実践】 全国の新型コロナウイルス感染拡大および収束状況を鑑み、今年度の授業展開は下記の方針で実施する。 ・学籍番号の下2桁目の数字が偶数のグループと奇数のグループの2グループに分ける。例:学籍番号「21A○○○●B」の場合、●(黒丸)の数字が奇数であれば奇数グループ、偶数であれば偶数グループとなる。 ・各グループにつき、ガイダンスを含め計3回を対面にて実施する。 ・対面回では、ストレッチ、エクササイズ、ウォーキング、ジョキングを実践する。 ・対面以外の回については、オンライン回(非同期型)として実施する。 ・オンライン回では、ウォーキングまたはエクササイズを実施し、その記録の提出を求める。また、そのうちの2回は、記録の提出とともに小テストをオンラインにて実施する。 ・第一回目は両グループ合同で対面でのガイダンスを実施するので、体育館に集合すること ・日程についてはガイダンス時および掲示、メール等で周知する。 ・8回目には、最終レポートを作成する。
【理論】 健康は個人,社会,地球環境にまたがる大きな課題である。この科目では在学中に留まらず、海外での生活を含めて生涯の心身の健康を維持し社会との関わりもつために必要な、基本的な健康や障害に対する知識を習得し、健康に留意した生活を実践する動機づけを行う。 7回の講義では、健康的な生活習慣を修得するための知識(飲酒、喫煙、感染症、生活習慣など),メンタルヘルスの基本、社会における人間関係,障害、認知症を中心とした高齢社会についての理解、海外(旅行、留学、就職)での健康リスクへの対処、性の健康と性感染症について、現職の臨床医と臨床心理士がその経験を活かして講義を行い、その後、自己学習を行いレポートを作成する。 |
(3)授業のキーワード | フィジカルヘルス メンタルヘルス ダイバーシティ 障害 超高齢社会 認知症 薬物乱用 性の健康 実務経験 |
(4)授業計画 | 【実践】 実践第1回 ガイダンス(体育館)、奇数グループと偶数グループ合同で実施 実践第2回 奇数グループ:対面回(体育館)、偶数グループ:オンライン回 実践第3回 奇数グループ:オンライン回、偶数グループ:対面回(体育館) 実践第4回 奇数グループ、偶数グループともにオンライン回 実践第5回 奇数グループ:オンライン回、偶数グループ:対面回(体育館) 実践第6回 奇数グループ:対面回(体育館)、偶数グループ:オンライン回 実践第7回 奇数グループ、偶数グループともにオンライン回 実践第8回 奇数グループ、偶数グループともにオンライン回
【理論】e-learningで実施する。課題視聴、課題提出についてはeALPSに掲載されるので、提出期日など注意すること。 第1週 森田 洋 健康なキャンパスライフをすごすために必要な知識、態度 第2週 高橋 徹 メンタルヘルス概論 第3週 山崎 勇 ライフスキルアップ 第4週 山崎 勇 ダイバーシティーと障害 第5週 森田 洋 認知症サポーター養成講座 第6週 森田 洋 薬物乱用、海外で安全に過ごすために必要な知識 第7週 金井誠 性感染症予防・正しい性の知識
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(5)成績評価の方法 | 理論、実践それぞれについて判定を行う(成績評価の基準を参照)。いずれかで不可となった場合は、単位は認定されない。 |
(6)成績評価の基準 | 理論、実践の各々の評点(各50点満点)を合算する。 理論と実践の合計得点が、 60点以上70点未満を「水準にある」 70点以上80点未満を「やや上にある」 80点以上90点未満を「かなり上にある」 90点以上を「卓越している」 として、評価する。
【実践】 ・授業への取り組み:60点 対面回およびオンライン回での取り組みと、その内容によって評価する。対面授業での遅刻、課題の提出忘れにも留意すること。期限遅れは未提出(欠席)とみなす。 ・小テスト:20点 1回10点満点の小テストを2回実施する。テキストを参照しながら、eALPS上で解答する。 ・最終レポート:10点 提示されるテーマに沿って、自身の考えを明記する。その内容によって評価する。 提出がない場合、単位認定はなされない。成績開示後の提出は一切受け付けない。 ・自主的な運動の記録:10点 提示された運動課題( 15分以上のウォーキング又はジョギングを含む45分程度の運動)以外に自主的に行った運動の内容や質を評価する。運動の記録用紙に運動の内容・時間・量・頻度がわかるように記録をし、最終レポートとともに提出する。
各項目の詳細についてガイダンス時に説明するので、必ず出席すること。欠席した場合は、担当教員に必ず確認すること。 以上の合計得点を50点満点に換算する。
【理論】 成績評価の基準 ・授業への参加(取り組み・態度・理解度):25点 講義毎に小レポートを提出する。
・最終レポート:25点 以下の基準で採点する テーマの自己学習にふさわしい文献、資料を検索し学習している(5点) 自己学習が行われ、理解を深めている(300字以内 10点) 学習した内容に対する自身の意見を明確に記載している(150字以内 5点) 今後の健康にどのように役立てるかを具体的に記載している(150字以内 5点)
以上の合計得点を理論の得点(50点満点)とする。
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(7)事前事後学習の内容 | 【実践】 ・オンライン回で取り組む運動に関する講義資料をeALPS上にアップするので、事前事後の学習として取り組むこと。 ・テキストの内容から小テストを実施する。それに備えるための予習を行なうこと。 ・実践の最終授業時にレポートを課す。そのための資料を収集しておくこと。 ・時間外の運動を促すことによって、事前事後学修を達成する。
【理論】 理論の最終授業時にレポートを課す。そのための資料を収集しておくこと。 さらに、将来の健康管理にどのように役立てていこうと考えているか、明確に自覚することによって、事後学習を達成する。
※この授業は45時間の学修を必要とする内容です。従って,15時間以上の時間外学習が必要となります。 |
(8)履修上の注意 | 【実践】 身体に障害のある学生は別メニューとなるため、事前に担当教員へ連絡し指示を仰ぐこと。
【理論】 各回、期日までに課題を提出する。資料の無閲覧、課題の未提出は欠席とする。また、単位取得には5回以上の出席が必要。レポートの提出締め切りはeALPSに掲示する。出席の不足もしくは期限内にレポートを提出しなかった場合は0点となる。 |
(9)質問,相談への対応 | 【実践】 速水達也 hayamit@shinshu-u.ac.jp
【理論】 森田洋 hmorita@shinshu-u.ac.jp |
【教科書】 | 【実践】 杉本光公、速水達也, 廣野準一, 加藤彩乃 健康のためのウォーキング&ジョギング-身近な運動で元気なカラダづくり-, 三恵社, 2020
【理論】 指定しない |
【参考書】 | 【実践】 指定しない
【理論】 指定しない |
【添付ファイル】 |
なし |