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開講年度 2024年度 登録コード G1B30027
授業名 ベンチャー起業入門
Introduction to Venture Entrepreneurship
担当教員 松山 紀里子 副担当 角田 哲啓
講義期間 前期 曜日・時限 木4 講義室 共通教育65講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 該当
授業で学べる「テーマ」 キャリア
全学横断特別教育プログラム グローバルコア人材養成コース ・ BASIC(国際理解)
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力①持続可能な社会を実現するための課題に取り組む力 ・社会課題に対して、自ら起業して解決するという起業家マインド(アントレプレナーシップ)を醸成する。 ・起業において必要な基本的な知識とスキルを習得する。
(2)授業の概要 本授業では、自ら起業するための基本的な知識とスキルを学びます。受講生のロールモデルとなり得る起業家や投資家等の専門家を招聘するとともに、起業のために必要な事業計画書の作成とピッチを体験します。模擬ピッチコンテストの上位入賞者は「信州ベンチャーコンテスト2023」にエントリーします。
本授業は、大学の研究成果に基づく起業や事業化に関する相談、大学発ベンチャーのアライアンス戦略等の支援に10年以上携わり、本学のシェアオフィスやスタートアップ支援を担当する実務家教員が担当します。実務経験やネットワークを活かして、学生が自ら起業する未来を現実的に考えられるコンテンツと体験、人脈等を提供します。
(3)授業のキーワード起業、起業家精神、起業家マインド、アントレプレーナーシップ、ベンチャー、スタートアップ、会社設立、ビジネスモデル、資金調達、事業計画書、チームビルディング、ベンチャーキャピタル、ピッチ、ベンチャーコンテスト、実務経験
(4)授業計画[スケジュール]    
第1回(4/11):ガイダンス
第2回(4/18):起業のための基礎知識① 起業の様々なカタチ、信州大の起業支援
第3回(4/25):アントレプレナーによる事例紹介①
第4回(5/9) :アントレプレナーによる事例紹介②
第5回(5/16):起業のための基礎知識② 様々なビジネスモデル
第6回(5/23):起業のための基礎知識③ ビジネスモデルを考える
第7回(5/30):アントレプレナーによる事例紹介③
第8回(6/6) :起業のための基礎知識④ 資金調達・仮説検証
第9回(6/13):起業のための基礎知識⑤ 事業計画の作成/プレゼン資料の作成
第10回(6/20):起業に必要なスキル 会社設立の準備と手続
第11回(6/27):アントレプレナーによる事例紹介④
第12回(7/4) :起業のための基礎知識⑥ ベンチャーキャピタリストの投資判断 
第13回(7/11):アントレプレナーによる事例紹介⑤
第14回(7/18):起業を支える人材や仕組み 地域内外の支援機関/コワーキング
第15回(7/25):模擬ピッチコンテスト、授業アンケート

[課題レポート]
 第3回と第8回の講義の後に課題レポートを提出してもらいます。
自分が起業するとしたら?という想定に基づいて、授業で得た知識に基づいて自らの起業アイデアの事業化に関するレポート(A4・2~5枚)を提出してください。課題レポートは様式を準備します。

 〇第1回課題レポート:5/8(水)正午〆切
 〇第2回課題レポート:6/19(水)正午〆切

[事業計画書の作成&ピッチ体験]
 第11回以降、自分の起業する場合を想定した事業計画書の作成と、事業計画書を投資家や金融機関等に対して説明するためのプレゼン資料を作成し、短い時間に簡潔な言葉で自身の事業計画を売込むための「ピッチ」を体験してもらいます。
 起業アイディアに基づいて、事業計画書とピッチ動画(3分程度)を作成して第13回講義後に提出してもらいます。

 〇事業計画書&ピッチ動画:7/14(日) 24:00 〆切

 提出された事業計画書とピッチ動画を講師が評価し、上位5~10名について第15回模擬ピッチコンテストにおいて発表してもらいます。模擬ピッチコンテストの審査は、受講生(発表者以外)と講師(数名の外部講師を含む)により行い、上位入賞者を決定します。なお、上位入賞者は表彰します。
(5)成績評価の方法課題レポート   50点(25点×2回)
事業計画書     25点
ピッチ動画    25点
(6)成績評価の基準[課題レポートの評価基準(25点満点)]
 ・課題の意図・授業内容を理解して適切な回答ができている(10点)。
 ・自ら起業することへの興味や関心、意欲、熱意が感じられる(10点)。
 ・適切な日本語、文章表現、論理展開等により説明できている(5点)。

[事業計画書(25点満点)]
 事業計画書が、教員を感心させるレベルならば25~20点。よく練られていれば19~15点。適切であれば14~10点。不十分であれば9~5点。

[ピッチ動画(25点満点)]
 プレゼン資料の構成と内容及びピッチ動画における発表が、教員を感心させるレベルならば25~20点。よく練られていれば19~15点。適切であれば14~10点。不十分であれば9~5点。

【最終評価(100点満点)】
 期末時に課題レポート、事業計画書、ピッチ動画の合計点に基づいて評価を行います。
90点以上は、秀(授業の達成目標の水準から見て卓越している)。80点以上は、優(授業の達成目標の水準よりかなり上にある。70点以上は、良(授業の達成目標の水準よりやや上にある)。60点以上は、可(授業の達成目標の水準にある)。59点以下は、不可(授業の達成目標の水準にない)。
 また、模擬ピッチコンテストにおいて上位入賞した受講生には、事業計画書及びピッチ動画の満点(50点)を上限に1~5点の加点を予定しています。
(7)事前事後学習の内容【60時間以上の時間外学習が必要となります】
・受講期間を通じて、自分が起業することを想定した課題やワークを課します。
・受講期間中は、ベンチャーやスタートアップ企業の設立や事業計画、資金調達などのニュースや、各地で実施されるピッチコンテストなども意識するようにしてください。
・毎回の講義で、授業内容の理解を深めるために役立つWebサイト、外部セミナー、書籍、報告書、テレビ番組等を紹介します。可能な範囲で確認して復習するようにしてください。
(8)履修上の注意・講義資料等は、毎回の授業終了後にe-ALPSにアップします。復習に活用してください。
・アントレプレナーによる事例紹介①~⑤は、できるだけ対面で講義いただくようにしますが、一部講師についてはオンラインでの講義になる可能性があります。
(9)質問,相談への対応・質問や相談は、授業中もしくは授業の前後に受け付けます。また、授業時間外も随時受け付けます。
・授業で作成した事業計画に基づいて「信州ベンチャーコンテスト(例年9月〆切)」ほか、各地のピッチコンテストへのエントリーを希望する学生には、授業終了後も申請書作成、公開審査におけるプレゼンまで支援します。
 (参考)信州ベンチャーコンテスト  https://www.shinshu-vc.org/
・起業に関する相談は随時受け付けます。
・授業時間外は、kirico@shinshu-u.ac.jpまたはTEL: 0263-37-3529(URA室)まで連絡ください。
(10)授業への出席・出席は、QRコード読取りによる出席確認システムを利用します。授業開始後30分後から遅刻とします。
・本授業は「信州大学における授業の出席に関する要項」第4に規定する「学修の補充の対象とする事由」で欠席した場合のみ、6回までは配慮をします。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は、共通教育履修案内に掲載されている方法により補充を受けるための申請を行ってください。
【教科書】指定しない。
【参考書】必要に応じて授業の中で紹介します。
【添付ファイル】 なし



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