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開講年度 2024年度 登録コード G1B30020
授業名 現代社会における人権
Human Rights in Contemporary Society
担当教員 小池 洋平 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 木4 講義室 共通教育12講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 該当
授業で学べる「テーマ」 多文化協働
全学横断特別教育プログラム
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力① 基本的人権について正確な基礎知識を習得し,それを他者に説明できるようになる。 ② 基本的人権を出発点として,社会で実際に起こっている人権問題について,妥当な解決策を主体的に探究することができる。
(2)授業の概要 この授業では,基本的人権に関わる時事問題などを素材とし,基本的人権の視点からそこに含まれる問題点を浮かび上がらせ,みなさんと解決方法を考えていきます。
 まず,現代社会で生じている人権問題を概観した上で,基本的人権の基本的コンセプトを解説します。そして,平等や思想・良心の自由などに関する時事問題を取り上げ,それら問題の背景と論点を提示しつつ,人権の観点からいかなる解決策があるのかを探究します。
(3)授業のキーワード人権,憲法,憲法訴訟,時事問題,課題発見・解決,論理的思考
(4)授業計画第1回 イントロダクション:現代社会で生じている人権問題とは?
第2回 基本的人権というコンセプト
第3回 人権の限界はどこにあるのか?
第4回 法の下の平等(1)平等って何だろう?
第5回 法の下の平等(2)平等を巡る人権問題
第6回 ココロと自由(1)思想・良心の自由って何だろう?
第7回 ココロと自由(2)思想・良心の自由を巡る人権問題
第8回 表現活動と自由(1)人間にとって表現とはどんな意義があるのか?
第9回 表現活動と自由(2)表現の自由を巡る人権問題
第10回 経済と人権(1)財産権
第11回 経済と人権(2)貧困と人権
第12回 身体と自由(1)奴隷的拘束からの自由
第13回 身体と自由(2)勝手に拘束されない自由
第14回 憲法に書かれていない人権(1)自己決定権
第15回 憲法に書かれていない人権(2)プライバシー権/授業アンケート
(5)成績評価の方法  平常点(45点満点)とレポート(55点満点)を総合して成績を評価する。

◇ 平常点の評価方法
 授業中に人権に関わる問題を提示するので,それに対する自分の考えをリアクションペーパー,もしくは,ショート・ディスカッションの形で答えてもらう。なお,単に出席しているだけでは加点しないので注意すること。

◇ レポートの評価方法
 現代社会で生じている人権問題を1つ取り上げ,授業内容を踏まえた上で私見を2500字程度でまとめてもらう。
(6)成績評価の基準  下記の基準に従い,合計点が90点以上で「卓越している」, 80-89点で「かなり上にある」,70-79点で「やや上にある」,60-69点で「その水準にある」と評価する。

◇ 平常点の評価の基準
 授業目標②の達成度を測るため,次の基準で評価する。
  ・授業中に提示された人権問題について,自らの考えを主体的に組み立て,それを,他者に提示できている(各回3点×15回)。

◇ レポートの評価の基準
 授業目標①と②の達成度を測るため,次の基準で評価する。
  ・過度な誤字や脱字がない(5点)。
  ・適切な段落分けやタイトル付けがなされている(5点)。
  ・授業の内容を正確に理解することができている(10点満点)。
  ・授業の内容を踏まえて,人権問題を適切に把握することができている(15点満点)。
  ・自らの考えを論理的に提示できている(10点満点)。
  ・自らの考えを説得的に提示できている(10点満点)。
(7)事前事後学習の内容 この授業は90時間の学修を必要とする内容です。従って,60時間の時間外学修が必要となります。

◇ 事前学修
 ・事前に資料を熟読し,分からなかった部分に印を付けておく(毎週1時間)。

◇ 事後学修
 ・資料やノートを見直しながら,正確な知識が身についているかを確認する(毎週1時間)。
 ・レポート作成のために文献や資料を収集・読解・分析する(毎週2時間)。
 ・新聞やTV/ネットニュースなどメディアに目を通し,社会のなかでどのような人権問題が生じているのかを日常的にチェックする(毎日1時間)
(8)履修上の注意 この授業では時事問題を多く扱います。日頃からメディアをチェックするのはもちろん,図書館などで積極的に情報を収集するようにしてください。
(9)質問,相談への対応・質問がある場合は,eALPSに設置された「質問コーナー」をご活用ください。受講生全体で共有すべき質問の場合は,次回の授業で回答します。
・授業前後に教室で質問を受け付けます。気軽に声をかけてください。
・その他の時間に質問や相談をしたい場合は,メールにて受け付けます。メールアドレスはeALPSに掲載します。
(10)授業への出席 この授業は,すべての回に出席することを前提とします。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充 「信州大学における授業の出席に関する要綱」第4が定める「学修の補充の対象とする事由」により出席できない場合は,共通教育履修案内に記載されている方法により補充を受けるための申請を行ってください。
 その上で,eALPSに掲載されている連絡先にメールを送り,補充の指示を受けてください。
【教科書】指定しない。
【参考書】参考書については授業中に紹介します。
【添付ファイル】 なし



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