シラバス表示
        
開講年度 2024年度 登録コード G1B20009
授業名 Society 5.0の基盤技術の軌跡
Progress of Basic Technologies to Achieve Society 5.0
担当教員 不破 泰 副担当  
講義期間 後期 曜日・時限 木2 講義室 共通教育12講義室 単位数 2
対象学生 授業形態 講義 遠隔授業科目 備考  
信大コンピテンシー [説明] 非該当
授業で学べる「テーマ」 地域運営、防災減災、キャリア
全学横断特別教育プログラム ローカル・イノベーター養成コース、ストラテジー・デザイン人材養成コース、ライフクリエイター養成コース
注意)「曜日・時限」「講義室」等は変更される場合がありますので、「キャンパス情報システム」や「掲示」等で確認してください。

(1)授業の達成目標
授業で得られる「学位授与の方針」要素【授業の達成目標】
大学DP
学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力これからの新たな社会であるSociety5.0の基礎となるネットワークのこれまでの進化の歴史を振り返りながら、先人がどのような工夫を行ってきたのかを紐解くことで、学士の称号にふさわしい基礎学力と専門的学力を取得し、課題解決能力を獲得することができるようになる。
(2)授業の概要Society5.0の基盤であるネットワークがこれまでどのように進化してきたのか、その歴史を振り返ります。
授業では技術の紹介は最小限にとどめ、何故そのような技術が必要とされたのか、どのような経緯でその技術が開発されてきたのか、その結果どのようなネットワークが生まれてきたのかについて、歴史を語りながらネットワークの理解を深めます。
(3)授業のキーワードSociety5.0、ネットワーク、通信の標準化、無線ネットワーク、インターネット、セキュリティ
(4)授業計画(1)ガイダンス
 授業の概要と受講方法について説明します。
 15回の授業を通し、7つのテーマを提示します。
 各テーマは2週で学び・課題について調べ・結果を提出してもらいます。

(2)(3)[テーマ1]通信とは
 通信とは何か:離れた地点に情報を送る事です。
 最初の通信方法は狼煙です。この狼煙から通信の基本を概観します。
 そして、ここから電気通信、光通信、無線通信が始まります。

(4)(5)[テーマ2]通信とコンピュータとの出会い
 コンピュータとの出会いが通信の役割を飛躍的に拡大させました。
 初期のネットワークは、[大型コンピュータ]と[端末]とをケーブルで接続して文字を送るものでした。やがて、マイクロプロセッサーの進展で端末が処理能力では大型コンピュータと変わらなくなりました。
 すると、端末どうしで情報を交換しだします。
 その中で、ネットワークはどう変わっていったのでしょうか。

(6)(7)[テーマ3]無線ネットワークの出現
 初期の電気通信ネットワークは、ケーブルを使った有線でした。
 でも、利便性を考えると、無線の活用が有効です。
 特に、様々な地域のセンサー情報を集めたり、人が端末を持って移動する場合は、無線が必須です。

(8)(9)[テーマ4]通信方式の転換
 従来の通信は、使用時間により利用料金が決まる従量課金でした。
 しかし、それでは24時間常に状況をセンシングして通信するような利用ができません。
 また、時間を気にしながらインターネットを使うという事態になります。
 ある発想の転換が、どれだけの時間つかっても料金が定額であったり、時間ではなく送る
 データの量で通信料が定まる制度を実現します。
 そこには何があったのでしょうか。

(10)(11)[テーマ5]インターネットの出現
 今や、生活のなかで欠かせざる存在のインターネットはどのように生まれてきたのでしょうか。
 世界中の情報機器がつながっているインターネットの世界を眺めます。

(12)(13)[テーマ6]暗号技術
 通信を社会基盤として使うためには、通信で安心して個人情報が送れたり、通信の相手が本当にあの人なのかを識別したりする仕組みが必要です。
 そのために使われているのが暗号です。

(14)(15)[テーマ7]Society 5.0
 世界が目指すこれからの社会、Society5.0を概観します。
 その基盤技術はIoT, AI, 5Gです。
 どんな社会が始まるのでしょうか。

*なお、最後に授業アンケートを実施します。
(5)成績評価の方法授業では,2週ごとに7つのテーマを取り上げ、各テーマ毎にレポート課題を出します。
最初に7つあるテーマ毎に担当学生の割り当てを行います.
そして,各テーマの1週目に,そのテーマの担当となっている学生の皆さんにレポートを提出してもらいます.
その皆さんの提出レポートに対するコメントを2週目に説明しますので,全ての学生はこれを参考にして2週目の終わりまでにレポートを完成させ,提出してもらいます。
その結果から成績を判定します。
(6)成績評価の基準提出されたレポートについて、次の観点で採点をします。
・授業で述べたネットワークの歴史についての的確な理解
・それぞれの技術開発が何を目的としてどのような工夫で成し遂げられたのかについての正しい理解
・それらを通じて、ネットワークを利用して実現するSociety5.0の社会像を自ら創造できるか
(7)事前事後学習の内容事前学習:各テーマの概要はeALPS上で公開しますので,概要をインターネットを用いて調べてください
事後学習:授業で紹介された個々の技術について、eALPSの資料およびインターネットを用いて社会でどのように使われているかを調べてください
※この授業は,60時間以上の時間外学習が必要となります。
(8)履修上の注意単に授業を聴くのではなく、授業を通してネットワークについての理解を深めるとともに、その理解を基にあたらな社会を創造できることが求められます。そのためには、予習・復習が欠かせません。
(9)質問,相談への対応質問や相談は原則として授業で受け付けるとともに,メールでも受け付けます。
メールアドレスは、fuwa@shinshu-u.ac.jp です。
(10)授業への出席7つのテーマのそれぞれを2週で学び・課題について調べ・結果を提出してもらいます。
原則として1週目は対面での授業、2週目はオンラインでの調べ学習となりますが、具体的なスケジュールはeALPSで提示します。
(11)授業に出席できない場合の学修の補充対面での授業に出席が出来ない場合は、eALPSに掲載している資料を元に学習し、調べ学習と課題の提出をしてください。
【教科書】指定しない
【参考書】指定しない
【添付ファイル】 なし



戻る